ブログ

マウスピース型矯正装置【インビザライン】治療中は奥歯で噛めない!?

こんにちは。まきの歯列矯正クリニック(千葉県)院長の牧野です。

今回は、「マウスピース矯正インビザラインには、その特性から治療中、奥歯が一時的に噛めなくなります」という内容です。

 

 

インビザライン  奥歯 浮く

 

 

ワイヤー矯正治療をした事がある人なら食事のストレスは分かると思います。パスタとか葉物がブラケット装置にもう絡みまくりで、なんか食べた気しませんよね。

 

 

さらにステーキなどお肉なんか・・・戦意喪失といった感じです。治療開始時は食事が億劫なりダイエットできます。でも半年くらいすると自然と慣れるてくるのが不思議なところなのですが。

 

 

それに対して、マウスピース型矯正装置【インビザライン】は、食事の際にはを外せますからとても快適(のハズ)です。

マウスピース矯正は以下、商品名インビザラインと記します。

 

 

ですが、こちらも同じように歯が動いていますから、治療開始時はなんだか奥歯に力が入らず、やっぱり噛めません。そればかりか、治療が進むにつれて奥歯が噛み合わなくなって、もっと噛みにくくなる事もあります。

 

 

これを臼歯部オープンバイトといって、「インビザラインは治らない」と言われている原因の一つと言われています。

 

 

インビザラインは失敗なのか

 

 

 

奥歯は噛まないままなのか?

この臼歯部オープンバイトが起こる一番原因は、インビザライン治療が上下の歯が直接噛んだ状態ではなく、常にマウスピースを一層噛んだ状態で治療を進めるという事にあります。よって、クリンチェックと呼ばれるデジタル上の予測データと実際の歯並び自体は一緒でも、噛み合わせは予測とは異なる事が多いと言えます。

 

 

コンピュータでは歯並びは予測して計画を立てる事ができても、噛み合わせはできないという事です。やはり、顎関節というのは常に動くもののため不安定であり、機能データを治療計画に反映する事ができないというのが理由です。

 

 

また、他の原因としてインビザラインは柔らかい素材のため、もともと噛み締め癖の強い方の場合は、奥歯に強く力がかかり歯が沈んでしまうという事もあるようです。

 

 

ですから、予定枚数を消化しても、予定とは異なる噛み合わせになる事は当院でもあります。ただ、それも治療計画に折り込み済みですのでご安心下さい。当院ではその後は以下のようにして対処していきます。

 

 

1.マウスピースの使用時間を減らす。

→多くはこれだけで改善します。場合によってフィクスリテーナーを装着します。

インビザライン矯正治療後の臼歯部オープンバイト

図:使用時間の調整のみで奥歯が噛むようになった。

 

 

2.プレートタイプリテーナーに交換し一旦、定期観察に入る。

→アライナー と異なり上下の歯が噛めます。

プレートタイプリテーナー

 

 

3.エラスティックをかけながら追加アライナーを使用する。

→上下の奥歯をゴムで引っ張ります。強制的に引っ張って噛んでもらいます

 

図:奥歯に1日中輪ゴムをかけてもらうやり方

 

これでも奥歯の浮いているのが改善しない時は、奥歯に「近心傾斜」といって前方への倒れこみが起きている可能性があります。この場合はワイヤー矯正装置によるリカバリーが必要になってきます。小臼歯抜歯ケースなどに見られる問題です。

 

 

 

このようにインビザラインにはワイヤーの矯正治療と異なる知識や経験数が必要です。インビザライン治療は経験豊富な矯正専門クリニックで行う事がベターです。

 

 

 

▶︎新しい治療方法インビザラインとは

このエントリーをはてなブックマークに追加