マウスピース矯正装置インビザラインについて

※マウスピース型矯正治療を希望の方は必ずお読み下さい。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けいていない未承認医薬品です。マウスピース型矯正装置(インビザライン)はアライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン社を介して入手しています。
国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けいているものは複数存在します。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。
マウスピース型(インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、ごく希ですが、副作用が起きてしまった場合などは承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

マウスピース型矯正とは?

インビザラインはカスタムメイド矯正装置

マウスピース型矯正装置は、ワイヤー型矯正装置と異なる治療方法です。アライナーと呼ばれる個々の歯列の合ったプラスティックマウスピースを7〜10日で交換装着して歯列矯正を行う方法です。「痛みが少ない」「目立ちづらい」「取り外し可能」というメリットがあります。一方で、患者さん自身での装置管理が必要である事や、適応症がある事などのデメリットもあります。以上のことより当院では、カウンセリングでよく相談した上でマウスピース型矯正装置が向いている方へ推奨しています。治療に年齢制限はありません。

様々な種類のマウスピース型矯正装置がありますが、当院では米国アラインテクノロジー社のマウスピース型矯正装置【インビザライン・薬機法対象外】を使用しています。日本ではインビザライン・ジャパン株式会社が代理店となっています。

どのようにして歯は動くのか?

インビザラインの歯の動き方

1〜2週間ごとに交換するマウスピースは、事前に作成するシミュレーションに従って毎回少しだけ歯が動くように少し形を変えた状態で作られています。マウスピースと歯の間に開いた「すきま」に、キツイ側から押されて歯が動く仕組みです。このサイクルを繰り返す事で歯列を徐々に動かしていく治療方法です。最終的には数十枚とマウスピースを使用して治療が終了します。マウスピース型矯正装置も、従来のワイヤー型矯正装置と同様の生体反応を起こして歯が動いていきます。

矯正歯科治療を楽しめる

インビザラインを楽しむ

実は1年半〜2年半の治療期間の間、マウスピースを装着を「継続する事」は大変なことです。取り外しに装置に対する抵抗をお持ちの患者さんもいます。ですが、たとえ固定式のワイヤー型矯正治療を行なっても、治療後にはリテーナーと呼ばれる取り外しの保定装置を装着しなくてはなりません。結局、矯正治療をするという事は、最終的には取り外し式装置装着を避けて通ることはできません。

マウスピース型矯正装置は治療後の自己管理の練習になります。しいては、歯について考える時間を増やすことで、患者さんが自身の健康管理を考える1歩なると考えます。治療が始まると、歯の動きのシミュレーション動画と、鏡で見る自分の歯を見比べて少しづつ変化している事を確認する事でモチベーションを保つ事ができます。「矯正治療を楽しむ」という事が、マウスピース型矯正装置では可能です。当院では、せっかくの矯正治療を患者さんも含めて全員参加型で楽しみながら受けていただければと考えています。

マウスピース型矯正装置のメリット

インビザラインのメリット

ここでマウスピース型矯正装置(アライナー)の様々なメリットのを紹介します。

アメリカ矯正歯科学会では、マウスピース型矯正装置はワイヤー型矯正装置と比較して、「目立たない」「取り外し可能」「快適性」「衛生的」の面でメリットがあると説明しています。
引用:https://www.aaoinfo.org/blog/braces-vs-clear-aligners/

目立ちづらい

インビザラインは目立ちづらい

矯正治療の第一のハードルは「目立つ」です。透明なマウスピースなら矯正装置を装着していることが目立ちづらいです。1m以上離れた状態で、アライナーが入っている事を確認するのは、医療関係者でもない限り困難です。自分から治療をしている事を言わないと、アライナーを装着していることにまわりから気がつかれないと言う方が多いです。

通院は2〜3か月に1回

インビザラインの通院間隔

ワイヤー型矯正装置は1か月に1回の通院が必要です。この1か月に1回というのは、お仕事や学校が忙しい方や、遠方から通院される方に大きな負担になります。マウスピース型矯正装置なら、コンプライアンス(使用時間遵守)が確認できれば最長3か月くらい来院間隔を開ける事も可能です。その途中でトラブルがありましたら、メールやLINEなどでサポートすることで最小来院回数に抑えることができます。

マウスピースを外して食事ができる

インビザラインは外して食事が可能

ワイヤー型矯正装置がついたまま食事をする取る事は非常に大変です。食べ物が装置に引っかかったりしやすい上に、装置故障を引き起こすような食べ物は避けなくてはなりません。どうしても治療初期の頃はまる呑みのような食べ方になります。一方、マウスピース型矯正装置なら、治療中も食事をしっかり味わう事ができます。食後のケアも、歯磨きだけでなくアライナー自体も簡単にお掃除ができます。
ただし矯正治療中は、一時的にかみ合わせが悪くなる事が多く「噛みづらい」と感じる方もいます。ですがほとんどの方の場合、治療後には落ち着きますのでご安心ください。

痛みが少ない

インビザラインの痛み

治療開始後1,2週間後にみられる炎症反応による歯が動く痛みは、ワイヤー型矯正装置と同様に発生します。その後、順々に歯が動いていくため一時的に強い知覚過敏のような痛みが発生する事もあります。ですが、治療中の痛みは、全体的に少ない傾向にあります。また、アライナー自体はなめらかなフォルムをしてるため、頬の粘膜に口内炎などができる事が少ない事も良い点です。

治療後の歯の動きが見える

口腔内スキャナーのデータから作成する治療後のシュミレーションはとても便利です。患者さんが今までイメージことが難しかった「どのように歯が動いていくのか?」を確認することが可能です。お見せしたシミュレーション動画はLINEでお送りしますので、治療中確認する事ができます。

注意点として、シミュレーションはあくまでも設計図になります。多少の誤差があり、しっかりアライナーを使用しても予定通りに歯が動かないこともあります。そのため、治療途中で何回か治療計画の修正(リファインメント)を行わなくてはなりません。

虫歯になりづらい

インビザラインと歯磨き

食生活について保護者からの管理が離れる中学生以降のお子さんの矯正治療への心配としては、虫歯のリスクというのがあげられます。ワイヤー型矯正装置にてキレイな歯並びを獲得しても、多くの虫歯も同時にできてしまったとしたら、とても残念な結果に終わります。
マウスピース型矯正装置の場合は、いつもと変わらない歯磨きで大丈夫。歯のすきまの虫歯発生を予防してくれるデンタルフロスも通すことが可能です。
歯が並んでくると、もとからあった虫歯が見えてくることがあります。ワイヤー型矯正装置と異なり、特に装置の調整を必要とせず虫歯治療ができます。

注意しなくてはならないこと

インビザラインのデメリット

マウスピース型矯正装置は従来型のワイヤー型矯正治療と異なります。以下の注意点があります。

何よりも装着時間が重要

「取り外せる」という事は最大のメリットでありますが、デメリットにもなります。規定の時間より使用時間が少ない場合は、治療途中でアンフィットと呼ばれるアライナーが合わなくなるという現象が生じます。

この場合、軌道修正を行うため追加アライナーを発注しますが、その分治療期間が延びていきます。また、マウスピース型矯正治療を始めたが、ライフスタイルが合わず装着時間の確保が難しい方や、アライナー装着事の違和感が強く継続使用が難しい方もいます。何回かチャレンジしても状況が変わらない場合は、追加費用の負担なく表側ワイヤー型矯正治療に変更する事が可能です。当院でも毎年何人か変更している方がいますのでご安心下さい。

適応症がある

マウスピース型矯正装置では、ねじれている歯の回転や、歯の歯茎に埋まっている部分である歯根の移動を苦手としています。複数の歯にこのような歯の動きが必要なケースは、基本的にはマウスピース型矯正装置の適応外となります。この部分に関しては、熟練した矯正歯科医でもしっかりと区別することは難しいため、一定の割合でリカバリーが必要になります。

よって、歯につける突起であるアタッチメントや、エラスティックと呼ばれる輪ゴムをかけるボタン以外にも補助装置をつけささせていただく可能性はあります。よく使用するものとしては、固定源に使用する歯科矯正用アンカースクリューと、奥歯にワイヤー装置をつけるセクショナルアーチワイヤーがあります。

当サイトでは患者さんから許可をいただいている症例を掲載しています。
是非確認してみて下さい。


マウスピース型矯正の流れ

インビザラインの治療の流れ

マウスピースの作成方法は、口腔内スキャナーという光を当てるだけで立体歯列画像を撮影できる歯科用立体カメラから歯型を取り、アラインテクノロジー社に送ります。その後、技術者によりデジタル3D歯列模型が作成され、それぞれの歯を正しい位置に並べ直す事で、矯正治療の完成予想図(セットアップ)を作ります。この予想図をPCソフトウェアを使用して、担当歯科医師が修正を加える事で治療計画が完成します。

この過程は、従来型のワイヤー型矯正治療でも、アナログながら昔から行われていた手順であり、テクノロジーの発達によりあるデジタル化されていきました。治療シミュレーションの作成が完成した後には、治療完成までに必要マウスピースの量が計算され、何十枚というマウスピースが海外の工場で作られます。矯正装置は空輸にて医院に送られてきます。

その後、医院に患者さんが来院後、マウスピースから歯へしっかりと矯正力が伝わるようにするためのアタッチメントと呼ばれる小さな突起物や、矯正用の輪ゴムを使用するための小さなボタンを歯に設置します。何回かアライナーの着脱練習をして、使用方法をよく確認後、いよいよマウピース型治療が始まります。

インビザライン・アタッチメント

治療費用

マウスピース型矯正装置【インビザライン・薬機法対象外】治療の費用設定は各医院によって様々です。当院は追加費用が治療完了まで発生しない処置料やリテーナー費用まで含まれた安心の総額制になっております。4年以内であれば途中でアライナーを何枚作成しても追加費用はかかりません。
(4年経過後は処置料をいただいております)

マウスピース型矯正(インビザライン)
検査・診断料 44,000(税抜40,000)
矯正治療費 990,000(税抜900,000)