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矯正歯科治療にできる【白い虫歯】

矯正歯科治療が原因による虫歯は前歯を中心に白く変色し、最後は穴が空きます。この白い虫歯が進んだ場合は治療中断を考えなくてはなりません。

 

 

 

 

矯正治療中に発見される虫歯の種類

矯正歯科治療中に虫歯が見つかる事があります。実際これには「矯正治療前からあった虫歯」と「矯正治療中にできた虫歯」に分けられます。

 

 

<虫歯ができた時期による分類>

 

 

治療前からあった虫歯

治療前からあった虫歯に関しては、時間と共に進んできたものと、歯が動く事により急に見えてきたものに分けられます。大臼歯や小臼歯といった奥歯部分の隣同士の歯の隙間から広がった虫歯や、上の前歯の重なっている部分に隠れている事などがそれぞれのよくある事例です。精密検査のレントゲンである程度の大きな虫歯の位置を把握する事はできます。

 

矯正專門医院の場合は、目視できるようになった時点で、虫歯治療ができる一般歯科を紹介する形を取ります。その際、ワイヤー装置など、固定式矯正装置が装着されている場合は、一旦部分的に装置撤去を行い虫歯治療に入ります。矯正治療前に全ての虫歯を発見できていれば良いのですが、現実的には難しいと言えますのでその都度、治療の必要性がでてきます。

 

 

治療中にできた虫歯

ワイヤー装置が装着されている歯の近くが、段々白く変色してくるパターンです。矯正装置の周りの歯磨き不足が原因とされます。そのまま歯磨き状況が改善されない場合は、歯質が段々柔らかくなっていき、しまいには穴が空いてしまいます。好発部位としては下の前歯になります。結構、進んだ状態にならないと痛みは感じません。

 

色が黒くないので、矯正治療中にぱっと見にはわかりません。矯正装置を撤去した後で、消えない歯の白濁として現れ発見されます。エナメル質が未熟であり、食生活が急激に変化する中学〜高校生の10代の患者さんに発生しやすい虫歯です。

<ワイヤー装置装着後にできた白い初期虫歯>

 

 

白い虫歯は治療が必要なのか?

白いだけ穴が開いていない虫歯のなりかけは、「CO(シーオー)」と呼び、歯質が溶ける脱灰の初期段階になります。色は元の歯の色には戻らないのですが、歯磨きを改善する事で進行は止める事は可能です。ただし、目立つ前歯にできやすいため、色が気になる場合は、矯正治療後に削って歯の同じ色のレジンと呼ばれる材料を詰める一般的な虫歯治療をする形になります。

 

 

白いだけでなく触ると資質が柔らかくなっていて、穴が空く場合は早急に虫歯治療が必要になってきます。ワイヤー装置を装着している場合は一時撤去を行いますが、問題はその後になります。この白い虫歯は一部分だけできるという事は少なく、一つ見つけると大体全ての歯が同じような状態になっています。ですから、口の中の清掃環境が改善するまで、虫歯治療後もしばらくは矯正治療の中断という事も考えなくてはなりません。

 

 

 

白い虫歯のサインは?

レントゲン検査では写らず、ワイヤー装置と接着剤のキワから白くなるため非常に発見しづらいですが、毎回の歯磨き状況のチェックである程度は予測がつきます。また、最近では治療前に唾液検査を行う医院も多く、あらかじめ虫歯のリスクを確認する事ができます。リスクが高い患者さんには、食事指導や歯磨き指導を重点的に行います。

 

 

少々面倒ですが、ミラノールというフッ素うがい剤や、ワイヤー装置がついていても糸ようじをしっかり使用する事も、白い虫歯予防に有効です。

ワイヤーがついていてもフロスは通せます!

 

 

また、マウスピース型矯正装置【インビザライン・薬機法適応外】は、ワイヤー型装置と比較して、この白い虫歯予防には有効です。

 

 

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