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【詳しく説明】矯正治療中の痛み

今回は、「矯正治療中の歯の痛みの種類には、歯の移動による痛み・装置による粘膜の痛み・歯肉炎の痛みがある」という内容です。

 

 

矯正治療の3大苦行は「装置が見える・期間が長い・痛い」です。その中で痛みについては、実際治療をしてみないとわからないですし、感じ方の個人差もあって、どの程度かは本当にわかりません。

 

 

歯の歯治療 痛み

 

 

矯正治療中の痛みは大きくは3つ

痛みはこの3つです。

1.歯の移動に伴う痛み

2.装置による粘膜の痛み

3.歯肉炎の痛み

 

 

痛みというのは目にする事はできないため、患者さん本人しかわかりません。それを歯科医師が口の中を審査して、原因を推測し対処する事になります。

 

 

1.歯の移動に伴う痛み

これは、歯への矯正力という刺激によって引き起こされる歯周組織の生体反応の結果です。歯と歯茎の境目にある歯根膜といよばれる薄い血管の膜が力よって侵襲され、それを修復しようと炎症性物質が増加し痛みが生じるのです。

 

 

この痛みが発生するのは、力をかけてから3時間ほどの時間差があるため、診療を受けてから家に帰宅したころで痛くなります。「歯が浮いたよう感覚」で、上下の歯を噛み合わせると痛みが発生しますので、食事をするのがしばらく苦痛です。痛みは3-7日続きますが、その後は今までの痛みがウソのようになくなります。

 

 

市販の痛み止めを飲むと多少良くなりますのであまりに辛い場合は、遠慮なく飲んでいただいても結構です。またレーザーをあてて一時的に痛みを抑える方法もあります。

 

 

歯が動く痛みというのは、全矯正装置共通です。もちろんインビザラインも例外ではありません。この歯の初動期間はちょっと歯に力がかかるだけでも痛いため、アライナーを取り外す際も痛みが出ます。特に大きいアタッチメントが設置されている場合は引っかかる力が強く、ゆっくり外した方が望ましいです。

 

 

その後は、毎回の来院ごとに、2,3日だけ「少し締まったな」程度になりますのでご安心ください。歯が動く痛みは「矯正治療を始めるための儀式的なもの」だと考えて、最初だけだと思えば、気持ちも楽になります。

 

 

 

 

 

2.装置による刺激から起こる粘膜の痛み

歯の動く痛みはすぐ消失するのですが、その後はこちらが問題になる事があります。ブラケット装置のフックやワイヤーの切った断端が舌や頬の粘膜と擦れて口内炎を引き起こすのです。一度、口内炎になると、中々回復に時間がかかります。

 

 

ワイヤー装置の場合の対処方法としては、粘膜が慣れるまでガードワックスでしのぐ感じになります。またワイヤーが突き刺さる場合は、来院していただき調整する方が良いです。

 

 

 

 3.歯肉炎による痛み

治療が進むと意外とあるのが、歯肉炎です。磨き不足が原因で、赤歯茎が赤く腫れ上がるという状態です。こうなると歯ブラシをあてるだけでも痛いので、そのままプラークが残ってしまい悪化していきます。

 

 

ワイヤー装置の場合は、くぐらしてデンタルフロスを通したり、音波歯ブラシで歯茎の近くのプラークを除去するしか対処方法はありません。

▶︎ワイヤー矯正中のフロスの通し方

 

 

奥歯が部分的に噛むと痛い時は、食片圧入という場合もあります。これは、ちょっとした歯と歯の隙間などに、ナッツなど小さく硬い食べ物が入り込み、噛む度に圧力がかかる状態です。この場合は自分では除去困難なため、歯科医院でクリーニングしてもらう形になります。

 

 

患者さんは、治療中に原因不明の痛みを感じた時、「虫歯ではないか」と感じる方が多いのですが、通常は虫歯は「痛い」というより「しみる」です。歯並びが並ぶ事により隠れていた隙間から虫歯が発見される事もありますが、急に痛む事はなさそうです。

 

 

 

 

 

治療中の体の不調は全て矯正が原因な気がする?

矯正治療はどうしても長期にわたる治療なので、その間起こる体の変化が治療が原因のような気がします。ですが、人は体調には好不調が必ずあります。

 

 

中には矯正治療がストレスで体調を崩す方もいらっしゃいます。急を要さない場合は少し待ってみましょう。そして、診察日に歯科医師に伝えると良いと思います。

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