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IPRでジャストサイズ【IPR・ディスキング・ストリッピング】

こんにちは、まきの歯列矯正クリニック(千葉県)院長の牧野です。

今回は、「矯正治療でIPRを行う事でちょうどよくスペースを作れる」という内容です。

 

 

当院ももう開院して5年目です。治療開始患者さんも500人を超えています。そうすると、模型を中心とした資料の保管場所が困ってきた今日この頃です。小型の箱に入れ替えたりしてスペースを作る➡︎できたスペースに押し込む、という作業を常に行なっています。患者さんの大切な資料は大事に保管しておりますのでご安心下さい。

 

ところで矯正治療の歯を並べるためにも同じようなステップが必要です。

スペースを作る➡︎できたスペースに並べる

 

このスペースを作る作業には、現状の方針では主に4つの方法しかありません。

それは、①抜歯・②拡大・③後方移動・④ストリッピングです。

 

10年前くらいまでは、①と②が主流でした。ですが、インプラントアンカーが登場してからは③もよく行われるようになり、マウスピース型矯正装置【インビザライン】が行われるようになってからは④のストリッピングが頻繁に行われるようになました。このストリッピングは専門用語でIPR(Inter Proximal Reduction)と呼びます。

マウスピース矯正は以下、商品名インビザラインと記します。

 

 

IPRってどのような処置?

歯を並べるには歯が大きくて少しスペースが足りない時に歯にヤスリをかけます。これをIPR(アイピーアール)と言います。IPRとはInter Proximal Reduction(歯冠隣接面切削)の略語です。他にも昔はディスクで歯を削っていたのでディスキング、歯を削ぐという意味でストリッピングとも呼びます。

 

このIPRは歯の隣接面と呼ばれる部分を0.2mmほど小さくします。ちなみに歯は逆三角形の形をしており、実際は、その端の部分を少し落とすだけです。しかも、多くてo.25mm程度ですから、歯を削る量としてはとても少ないと言えます。エナメル質もこの量で虫歯になりやすくなったり、歯がしみやすくなったりという症状が出る事はほとんどありません。研究報告からも虫歯のリスクはなどは上がらない安全な方法と言われています。

 

削る量は0.3mmとかシャーペンの芯より少ない量です。虫歯を削る時は3mmとか削りますから一ケタ量が違います。IPR・ストリンピングの量

図:かなり歯髄から遠いところにヤスリをかけます。

 

処置は、電動ヤスリ又は歯を研磨するタービンを使用して行います。でも、ご安心下さいお痛みはありません。もちろん麻酔もしません。丁寧にちょっとづつ削りますので時間は意外とかかりますが安全です。念のためにIPR後は再石灰化を促すフッ素も塗布する事もあります。

 

このIPRは歯を並べるスペース確保という以外にも2つメリットがあります。1つ目は、成人の方に歯茎が下がってできるブラックトライアングルを減らす事ができます。逆三角形の歯をやや四角形に近づける事で審美的にもよくなります。

 

2つ目は歯と歯の間の初期虫歯を除去です。多くの方はこの隣接面には多かれ少なかれ虫歯を持っている事が多いです。これを早めに除去できる点も良い点です。

 

IPR・ブラックトライアングル

 

IPRは歯を抜かない「非抜歯矯正」には必須の治療方針ですので、当院でも多くの患者に行なっています。0.5mmは患者さんに処置後鏡で見てもらっても削った隙間はわからない程度です。シャーペンの芯くらいですから。

 

 

矯正歯科治療での歯のサイズ調整

歯の削り方も電動のヤスリで少しづつ削りますので麻酔も入りませんし、苦痛もありません。1歯2,3分程度で終わります。

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歯を片側多くて0.3mm程度削っても、これを左右両側、奥歯まで12箇所行うと約7mmほどまでスペースを獲得できます。7mmって結構な量ですよ!小臼歯1本分抜歯したのと同じくらいのスペースです。乱杭いの歯を矯正治療で並べるにはスペースが必ず必要なのですが、軽度のスペース不足では抜歯を併用しなくてもIPRだけで大丈夫な事もあります。

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日本人の歯は元々大きい傾向にありますし、治療期間も短くなりやすいのでIPRはとても有効な方法です。

 

 

▶︎非抜歯向きの治療インビザライン

 

 

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