こんにちは。まきの歯列矯正クリニック(千葉県)院長の牧野です。

成人で矯正治療を考えられている方は、圧倒的に女性が多いのですが、実は小学生低学年では男女比はそんなに変わりません。ですから、当院にも小学生の男の子は大勢通院してくれています。

 

男の子はやはり機械とかからくりものが好きです。矯正装置の使い方を説明していても、「この装置のこのネジ何?」とか矯正装置の仕組みをを見て聞いてきます。

私の子供もカラクリ装置が好きで、教育テレビの『ピタゴラスイッチ』が大好きです。平日、毎朝7寺半に見るのが我が家の日課です。この番組、大人の私が見てもとっても勉強になります。矯正装置もある意味、ゴムやバネで歯を動かすカラクリ装置のようなものですから・・・

 

ピタゴラスイッチのからくり

※よくこのピタゴラスイッチのおもちゃで家で遊んでいます。

 

パワーチェーン

矯正装置には様々な材料が使われています。今回はその中でかなり多用される「パワーチェーン」について説明します。

 

パワーチェーン

このチェーンはブラケット装置やフックに引っ掛けて、歯と歯の隙間を閉じる目的で使用します。チェーンという名前の通り、網状になっていて、引っ張るとこの輪っかが潰れて力が発生します。「パワー」という名前がついていて強そうですが、実際は100g前後の弱い力なので安心してください。

 

パワーチェーンは2週間ほどで劣化し力が弱まってきます。実はこれも計算のうちです。歯も休み休み動かした方が良いので、時間が経つとわざと効果がなくなる仕組みになっています。また、ゴム製なのでカレー類を食べると黄色くなってしまいます。色が気になる方は、チェーンをかえたばかりは色の濃い食べ物は控えましょう。

また、食事中にチェーンがかけているフックから外れたり、切れたりしてしまう事もあります。これが来院した直後の場合は交換に来てもらいますが、しばらく経っていて次の来院が近い場合は、特別痛みが発生するわけではありませんのでそのままでも良いです。

 

通常は、毎回来院ごとに強さを計算した新しいチェーンに交換します。チェーンの強さには5種類くらいあり、その時々で選択しています。パワーチェーンは矯正治療で一番、多用される材料です。

 

パワーチェーッによる空隙閉鎖

 ※矢印の方向で小さくなろうとする力を利用して歯を動かします。

 

⇨主に表側矯正治療に使用します。