ブログ

矯正治療中の歯磨き粉の使い方

■まきの歯列矯正クリニック 院長 牧野正志

今回は、「矯正治療中の歯磨き粉の使用は、フッ素の効果を利用するため最後に少しだけ使用するのがベター」という内容です。

先日、通院中の患者さんに、 「かかりつけの歯医者さんで、歯磨き粉で歯ブラシをした方あとはあまりゆすがない方が良いと言われたのですが、気持ち悪くて・・・これって正しいのでしょうか?」 という質問を受けました。で、実際どうなのか?というと・・・

f:id:makino-ortho:20151207093929j:plain

歯磨き粉の中のフッ素の効果

虫歯予防にフッ素のが効果があるのは周知の事実だと思います。

簡単に説明すると、

①微細な虫歯を再石灰して治す。
②再石灰化の際、歯を硬く強くする。
③虫歯菌の活動を抑制する。

これらの効果は歯磨き後の残留した歯磨き粉によって起こります。ですから歯磨き後何回も口をゆすいでしまうと、せっかくのフッ素が流れてしまうんですよね。歯磨き粉の中のフッ素濃度は、歯科医院で塗るフッ素の1/10ですが、毎日何回も、塗っているわけですからこれは有効な虫歯予防です。

そこで矯正治療中の歯磨き粉の使い方は、

1.まずは歯磨き粉をつけずによく磨いて下さい。
2.
よく口をゆすいだあと、少しだけ歯磨き粉をつけて仕上げをしましょう。
そして最後のうがいは短めに!

このエントリーをはてなブックマークに追加