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矯正歯科治療の分野分け

■日本矯正歯科学会専門医 牧野正志

 

今回は、「矯正歯科にも流派が色々が、矯正歯科医との相性が合うかが一番大切」という内容です。

 

 

最近、「矯正歯科専門」という標榜だけでも既に分野が絞られているのですが、患者さんからはさらにその中で、「先生の得意な分野は何ですか?」と聞いてくる方もいらっしゃいます。

 

「小児矯正【プレオルソ】?」

「マウスピース矯正【インビザライン 】?」

「裏側装置・ハーフリンガル?」

同様の事を患者さんだけでなく、同業者からも色々聞かれます。

 

 

・・・これは、説明が難しいのですが私の治療の基本概念は、「表側矯正を中心としたオールラウンダー」になります。図にすると、以下ような感じです。どれかに偏っているわけではなくバランスよく全てを行います。

 

 

 

オールラウンダーの良い所

クリニックによっては一つの方法を突き詰めて、どれかの治療方法に特化しているところもあります。ただ、この方法には、症状と環境によって無理が生じる事もあると思います。ですから、適応症例からある程度、治療患者さんを絞らなくてはならなくなります。

 

例えば、都内のマウスピース型矯正特化型クリニックではワイヤー矯正装置はほとんど行なっていなかったり、逆に矯正専門クリニックでは裏側矯正が中心でマウスピース型矯正を取り扱っていなかったします。

 

このような場合は、治療法を比較する事もできません。その点、当院はおおよそ全ての治療方法をカバーしていますので、それぞれの適応を見て治療法を提案できます。ですから、治療方針の決定は無理なくスムーズです。

 

 

実はオールラウンダーというのは勉強が大変です。常に全ての最新の知見を取りに行き続けなくてはならないからです。ちょっと気をぬくと、分野が絞られてしまい、すぐに特化型になってしまうからです。ですから勉強量も4倍近くになります。その中で各治療法の共通点を見つけシステムを効率化していくのです。

 

 

 

全ての治療のベースは表側矯正

治療方法の勉強の仕方は様々ありますが、結局最初に学んだ方法が後々の考え方に影響していきます。私は、大学病院の矯正科で研修したため「表側矯正」から他の治療方法に分野を広げていったタイプです。

 

 

このタイプのドクターの良いところは、歯の動き方などをよくわかっているという点です。最近は、取り外し装置の矯正治療から勉強し始めたドクターも多いのですが、矯正治療の基礎は表側装置にあると考えています。

 

 

また、間違いない事実として、全ての治療方法の中で表側装置が一番、適応症が広いのです。ですから、表側矯正を研鑽しないと、難症例に対応できないとも言えます。その基礎ができているかできていないかを判断する基準に、日本矯正歯科学会「認定医」ないし「専門医」が当てはまります。

 

 

 

どこで矯正治療を受けるか?

今は、矯正歯科治療を受けようと考えている方は、何件も初診相談を受けて回っている方がほとんどです。私は基本的には専門医院を推奨しておりますが、矯正歯科の看板がついている医院は多くありますから患者さんも迷ってしまいます。ついつい治療方法に目が行きやすいのですが、これは大事ではありません。私は以下の5つが大切だと考えております。

 

 

・場所…通院しやすい方が移動ストレスなく入りやすい。

・便利さ…診療時間がマッチしていて、予約が取りやすい。

・雰囲気…落ち着いて治療を受けられる環境。

・方針…一人一人に合わせ、理想と要望の妥協点を探してくれる。

・結果…治療期間が予定通り。

 

 

これは、下に行くほどホームページなどではわかりづらく、実際カウンセリングや治療を受けて初めてわかります。

 

そして、最終決定要因は矯正歯科医のキャラクターです。

 

 

例えば、マウスピース矯正のインビザラインや小児用トレーナー装置のプレオルソなどは、どの医院でも取り扱っています。実は、使い方が間違えていなければ、平均レベルの治療結果はどの歯科医院でも出す事ができます。矯正歯科治療も人間が行います。最後は人からのサービスです。ですから、「誰から治療サービスを受けるか?」が大切なのではないでしょうか。

 

 

 

▶︎歯並びの相談は千葉県八千代市の矯正歯科専門「まきの歯列矯正クリニック」へ

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