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矯正治療は〇〇だけすれば治る!

こんにちは。まきの歯列矯正クリニック院長(千葉県)の牧野です。

今回は、「矯正治療はただ予定通りに通院できれば早く必ず治るため、通院時間も大切」という内容です。

 

 

「〇〇だけすれば痩せれる!」「〇〇だけで英語が話せる!」「〇〇だけでマラソン完走!」なんていうタイトルの本がよく出ています。(ちなみに、実際マラソンの本は、買ってしまいました…)

 

全て単純な事をするだけで結果が出るという内容ですが、嘘ではありません。そう、「単純な作業を繰り返すだけ」ですですが、実はこれが難しい!のです。

 

ヒトは毎日、常に様々な情報や刺激が入ってきますから、一つの事を信じて繰り返すという作業は、1番難しい作業なのです。

 

続けるという事は本当に難しい

 

 

矯正治療が上手くいく〇〇とは

そもそも矯正治療が上手くいくとは、予定治療期間内に、大きなトラブルなく、診断時に想定していた仕上がりで終了する事です。

 

この答えは簡単で、しっかり通院する事です。

 

「な〜んだ。当たり前じゃん!」という感じかもしれません。

 

毎回決められた間隔で、予約を忘れたり遅刻もせずに、他の予定より矯正治療を優先する事です。これを守れれば、矯正治療はおおよそ成功に終わります。

 

ですが、2年近く毎月継続して行うのは、簡単そうで難しいのです。

 

 

なぜ通院が継続できないのか?

例えば、毎月の部活や仕事の勤務のシフトが出るまで予約が取れないという方は多いと思いますが、この患者さん達は、矯正治療が上手くいきずらい方に分類されてしまいます。

 

月始めに予定が出たのですが、ついつい予約の電話をかけるのを忘れてしまい、1か月後に来る予定の通院が半月ほど遅れてしまったという事はありませんか?

 

このように通院間隔が開いてしまうと、治療スピードが遅くなるだけでなく、次の予定処置を計画的に行う事ができません。そして、治療期間が伸びるだけでなく、クリーニング不足で虫歯を作ったり、モチベーション低下で決められた矯正装置を使っていなかったりといった問題が生じ始めるのです。

 

結果的には、矯正治療が上手くいかなくなってくるのです。

 

矯正治療の方法は、以前と比較して進歩しているのですが、私は治療結果はそんなに変わっていない気がします。それは、良い治療方法があっても、現在では矯正治療を受ける患者さんが忙しすぎて、矯正治療にエネルギーを注げないからなのではないかと思います。その結果、矯正治療が予想より上手くいっていないのだと思います。

 

20年前は、学校や仕事に遅刻して行き、矯正治療に通院するのが当たり前の時代でした。

しかし、今では学校や仕事で矯正治療を遅刻するのが当たり前の時代になってしまいました。

「通院する事」は、簡単なのですが難しい事なのです。

 

 

通院時間は1時間以内がベター

昨年くらいから、遠方からマウスピース矯正【インビザライン】や部分矯正治療を求めて、初診相談に来られる患者様が増えてきました。遠方というのは、当院の場合、千葉県八千代市の隣接市を超えた場所になります。

 

通院時間にすると片道1時間以上かかる場所です。月に2.3人、当院に相談にいらっしゃいます。中には自宅から片道2時間かけて初診相談に来られた患者さんもいましたが、往復で4時間です!相談しに来て下さる事はありがたい事ですが、これでは通院で1日が終わってしまいます。

 

医院が職場と自宅の通り道であったり、治療が短期間で終わる可能性がある場合を除いて、基本方針として通院時間が片道1時間以内でない場合は当院では矯正治療は推奨しません。

 

この移動時間1時間というのは、往復の移動時間と診療時間を合わせで半日以内で事が済む範囲です。交通機関で来られる場合は、当院は駅前にありますので、電車で40分圏内の場所くらいまでが目安になります。お車でも渋滞や駐車などの時間も考え、40分以内の25キロ圏内がベターです。

千葉県広域から通院

 

 

 

毎回の通院時間は大きなハードル

自分の好きなアーティストのライブに行くなら、片道移動時間1時間以上でも全然苦痛ではありません。でも、毎日の1時間以上の通勤通学は苦痛です。これはモチベーションが高さが違うからです。

 

 

矯正治療も初診相談の際は、これから新しい事を始める前という事で、とてもモチベーションが高いです。でも通院が始まると、2年間も変わらずそのモチベーションで行けるとは限りません。

 

例えば、矯正装置の故障による緊急処置や、アポイントが合わないため仕事や学校を休んでの通院など、想定外の事も起こるかもしれません。

 

そうすると、他にやらなくてはならない用事があるのに矯正治療に1日をつぶさなくてはならなくなります。これが何回かあると、必ず治療へのモチベーションが下がって来ます。

 

モチベーションは一度下がると、持ち返すのは難しいです。多くの場合、その後の通院が途絶え、治らないまま矯正治療が中断してしまいます。

 

健康のためと毎週スポーツジムに行き始めたが、仕事で忙しくなり一度休むと、その後は何かと理由をつけて行かなくなり、半年後に解約になるのと一緒です。ジムは止めたら、そのままでも良いのですが、矯正治療は装置を装着したままです!これは患者さんだけでなく矯正医も心配です。

 

ですから、2年近くモチベーションが下がらないレベルでの通院時間の限界は1時間以内と考えております。

 

 

▶︎当院のアクセスについて

 

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