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矯正治療で予想外!?にかかる費用

矯正治療を受ける患者さんにとって一番の不安は「費用」になります。今はどの歯科医院もウェブサイトを確認すれば治療費用は記載してあります。ただ、総額制と表記されていても本当にこの費用の中に収まるかは、心配になるところです。実際、「事前の治療費の予算をオーバーしてしまった」というのはよく聞きます。これは、説明する歯科医院側も見積もりに入れてない費用項目があるからです。後で困らないよう矯正治療の基本料以外で費用が発生する可能性が項目を全てあげてみます。

※以下の費用の目安は10%の税抜きのイメージになります

治療開始前にかかる費用について

こちらは矯正治療を開始する前にかかる費用になります。

精密検査・診断料

矯正治療を進めていく場合は、正確な治療方針を立てるためにレントゲン・写真・歯形採取などの矯正基本検査を行う必要があります。検査費用は、その後の分析する診断料と合算している事が多いです。この中で、検査を受けたが診断を受けない場合でもお支払いは必要なケースもありますので注意が必要です。

また、歯科医院の方針や個々の症状によっては、CT検査や唾液検査、金属アレルギー検査などの追加検査費用が別途かかる場合もあります。

精密検査・診断料:10,000〜70,000円
追加検査:+10,000〜20,000円

抜歯・一般歯科処置費用

矯正治療の半分以上のケースが、小臼歯や親知らずなど何らかの抜歯が矯正治療開始前に必要になります。矯正専門歯科の場合は抜歯は他院へ依頼になります。基本的には、矯正治療に関わる抜歯は自由診療になります。
親知らずの抜歯の場合は、保険適応になるかは、ケースバイケースですが、自由診療なら25,000〜30,000円程度、保険診療なら8,000円程度になります。

その他、埋伏歯や過剰歯があり、埋伏抜歯や開窓牽引処置などの外来外科処置が必要な場合は追加費用がかかります。

小臼歯抜歯:5,000〜12,000(×本数)
親知らず抜歯:8,000〜30,000(×本数)

また、矯正装置がつく部分に対して、かぶせ歯の仮歯への変更、連結歯やブリッジの分断を行う費用も一般歯科処置費として別途かかります。もちろん、未治療の歯の治療は事前に行っておかなくてはなりませんのでこの費用はかかります。

成人の方の矯正治療の場合、事前にコルチコトミー(皮質骨骨切開術)といって、歯を支える歯槽骨の表面にある骨に少し切れ目を入れる事で歯を動きやすくする方法を行う事があります。治療期間の短縮を狙った前処置になりますが、部位によって費用が追加されます。

コルチコトミー:300,000〜1,000,000

治療中にかかる費用

こちらは矯正治療中にかかる費用になります。

毎回の診察料・処置料

総額制ではない費用体型の場合、毎回診察を受ける度に一定の費用がかかります。施術の量と難しさで費用が分かれている場合もあります。当然ですが診察料が設定されている歯科医院の場合、治療期間が長くなればなるほど、多くの費用がかかる事になります。

処しんさ

診察料・処置料:3,000〜10,000円(×回数)

アンカースクリュー

基本的に使用する矯正装置以外に、特別に追加する装置の費用がある事があります。一番よく使用されるのは、歯を引っ張る固定源にするために歯茎に設置するアンカースクリューです。局所麻酔下で設置手術を行います。
このスクリューは一定の割合で脱落する事があります。再設置には、追加費用がかかる事がありますので注意が必要です。

プレートタイプと呼ばれる、上顎の顎の真ん中や粘膜の下に埋め込むタイプのアンカースクリューの場合は、手術がやや複雑になるため費用が多くかかります。

アンカースクリュー:20,000〜30,000円(×本数)
プレートタイプアンカー:70,000〜150,000円(×箇所)

審美装置の使用

表側ワイヤー矯正装置の基本設定が金属色の強い装置の歯科医院の場合、審美性の高い白いセラミックブラケットやホワイトコーティングワイヤーの使用を希望すると、追加費用がかかる事もあります。基本矯正装置の見た目を先に確認をしておく良いと思います。

ホワイトワイヤー加算:50,000〜100,000円

目立つ部位である前歯抜歯や裏側ワイヤー矯正装置の場合、目立たないように処置を希望された場合、抜歯した空隙を隠すダミーの歯を設定する事もあります。

仮歯(TEK):10,000〜20,000円

取り外し式装置の再作成

特にお子さんの矯正治療に多いのですが、うっかりマウスピース装置や床矯正装置など取り外し式装置を破損させたり、紛失させてしまう事があります。その際、再作成費用がかかる歯科医院もありますので注意が必要です。費用設定はそれぞれですが、大きな費用がかかります。

矯正装置再作成:10,000〜30,000円

加速装置

主にマウスピース型矯正装置の治療期間を短縮する目的で、バイブレーター型の器具や近赤外線発生器(オルソパルス)などを使用するケースもあります。使い回しができないため、患者さん自身に買取型の装置になります。

加速装置:100,000〜150,000円

ケア用品

矯正歯科治療中は、専用の歯ブラシなどのケア用品、アメニティ用品を使用しなくてはなりません。ワイヤー矯正治療中は、専用歯ブラシ(200〜400円)を毎月購入する必要があります。また、粘膜にワイヤーが刺さるのを防ぐガードワックスや、チューイーやマウスピースリムーバーなど、アメニティ用品も歯科医院によって無料お渡しもありますが、各自購入しなくてはならない事があります。

消耗ケア用品:200〜500円/月

予約キャンセル料

流行っている歯科医院の場合は、予約を取りたい患者さんが多くいます。このため予約の当日キャンセルを防ぐため、キャンセル料を設定している歯科医院があります。キャンセル費は次の診療日にお支払いが必要です。お仕事がお忙しい方で、急な予定の変更が多い方は、費用が積み重さなっていきます。

予約キャンセル料:1,000〜3,000円

治療後にかかる費用

矯正治療後も、大きな費用がかかる可能性がありますので注意が必要です。

リテーナー作成料

矯正治療後にはリテーナーが必要です。このリテーナー作成に費用が発生する場合は、治療終了が近づきましたら用意をしておく必要があります。リテーナーは一生使うものです。長くリテーナー使用していると紛失や破損する事もあります。最初は費用はかからなくても、通常作り直しには費用がかかります。

リテーナー作成:30,000〜100,000円

保定管理料

無事、矯正治療を終えた後も、歯並びのチェックは必要です。治療中ほどではないにしろ診察料がかかります。歯のクリーニング費用は含まれているかは、各歯科医院によって異なります。

保定診察料:3,000〜5,000円

結局、どれくらい余分にかかる?

以上の費用は各歯科医院によって、治療費に含まれるか異なります。総額制と説明されても、診察料がかからないだけで、実際はアンカースクリューやリテーナーの費用はかかる場合もあります。総額性の費用の場合も含まれている費用の確認しておく必要があります。

診察料がかかる歯科医院での一般的ワイヤー矯正治療費は、基本料にプラスして30万円〜50万円くらいと予測しておく良いと思います。
ですから基本料が65万円だとしても、もろもろ総額は100万円を超える事があります。矯正治療の予算計画の参考にしていただければと思います。

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