こんにちは。まきの歯列矯正クリニック(千葉県)院長の牧野です。

私も30代になってから、急に甘いものや脂っこいものを食べると、なんか胃もたれするようになってきました。という事で1月の35歳の誕生日の記念に初めて胃カメラを検査をしてきました。胃カメラといえば、嘔吐反射があってとても気持ち悪いイメージが強かったので、恥ずかしながら「鎮静」という眠ってしまう麻酔下で検査してもらいました。

 

「鎮静」って、本当にすごいんですよね。とても楽で、これなら何回でも毎年受けられそうです(^_^)v。点滴の麻酔薬が入った瞬間は全然大丈夫だなと思ったのですが、その記憶だけを残しあっさりと夢の世界に行ってしまいました(笑)。あとで看護師さんに聞いたら、記憶が飛んでいるだけで、検査中は「オエオエ」いっていたそうです。でも全然覚えていないんですよね。

 

胃カメラ・気持ち悪い

図:Panasonic製 胃カメラ

 

そういえば、大学病院勤務時代には矯正歯科の精密検査で、嘔吐反射が強くどうしても歯型が怖くて採れないという方は、麻酔科で鎮静下で歯型を取っていた事を思い出しました。(注:当院では鎮静下の処置は行っていません。)やはり、あの胃が「ぎゅーっ」となって戻しそうになる嘔吐反射は嫌ですよね。

 

歯型で嘔吐反射が起こる方

当院は小学生低学年のお子さんが多いのですが、今のお子さんは3〜4割は嘔吐反射をもっていて、この粘土で歯型を取るのを嫌がる傾向にあります。嘔吐反射は歯科恐怖症があり緊張状態にある事や、舌の根元の部分(舌根部)が敏感で反射が起きやすい事が原因としてあげられます。特に口呼吸で低位舌の方は嘔吐反射が起きやすいです。

⇨口呼吸と低位舌は危険!

 

嘔吐反射の患者さんには当院ではこのように対処します。

・歯型を取る前にゆっくり鼻呼吸をしてリラックスしてもらう。

・歯型の粘土の硬さを調節して舌の方流れないようにし、早く粘土を硬化させる。

・歯型を取る前に匂いや味のついたものを軽く舌の上に乗せる(結構効果があるのですが理由は不明)。

 

最近は、虫歯の治療をした事がないお子様も多く、初めて歯型を取るのが矯正歯科医院であったりします。ですから、歯型とる私たちも細心の注意を払っていますが、やっぱり4人に1人くらいは嘔吐反射が起きます。歯型は矯正の記録や装置を作るためには必要な処置で、矯正治療中は何度か取ります。

でも、安心して下さい。取られる方も回数を重ねると共に上手になってくるもので、嘔吐反射も段々減ってきますから。嘔吐反射が強い方は先に言って下さいね。

 

 

口腔内スキャナの使用という手も

それでもどうしても歯型が取れない場合は、特定の装置作成がない限りは口腔内スキャナで済ませてしまうという方法があります。これは、歯型をとらずに写真を撮る感じで歯列を記録し、コンピュータ上に表示させます。そして、そのままインビザラインなどを作成する事も可能です。

 

まだ、日本はオーラルスキャナ後進国なので、全ての矯正装置を3Dデータで作成する事ができるわけではありません。また、矯正学会提出用資料にも患者さんの石膏模型が必要なため一般的な歯型も採取する事が多いと言えます。また、口が開きづらい顎関節症の方やお口が小さい小児の方もカメラでの撮影は難しいです。

 

⇨新型スキャナ「itero element」とは