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床矯正はいつまで効果があるのか?

今回は、「床矯正は生え変わりが進むと使えないため小学校高学年では効果が少ない」という内容です。

 

 

今週、お渡し予定の床矯正装置3つ並べてみました。カラフルで並べるとなんか楽しくなりますね。当院では提携技工所の協力により基本色6色にキラキラのラメも入れる事が可能です。もはやジュエリーです。色としては右下のパープルと上のラメ入りが人気です。自分だけの装置、これなら矯正装置を大切に使ってくれますよね。

 

 

全て、小学校2年生のお子さんに装着予定のものになります。最近は、固定式矯正装置やトレーナー型矯正装置もお子さんの矯正治療としては増えて来ましたが、昔からのクラシックな装置は床矯正装置です。

 

 

 

拡大床装置の作用機序

床矯正装置は、床部(プレート)と呼ばれるプラスチックに近い薄い材料部分に、クラスプと呼ばれる歯にかける金属のフックがついています。床部は真ん中で二つに割れており、中心部に「拡大ネジ」と呼ばれる手動のスクリューがついています。

 

 

 

このスクリューを専用のキーで回すと、床部の割れ目が開き、少し横幅が大きくなります。このまま装着すると、床部が歯並びを横に少し押します。これを決められた日にちに少しづつ行う事で歯並びが拡大していく事になります。量としては1回の操作で約0.25mmほど横幅が広がります。

 

 

例えば、1週間に1回、拡大操作を行うと、大体1か月で1mm歯並びが拡大する事になります。どれくらいまで広がるかというと、症例にもよりますが、奥歯が横に傾斜しすぎない程度で拡大できる量は、8mmぐらいではないかと考えます。

 

 

たまに、「顎が広がり顔が変わるのでは?」と質問される事もありますが、床矯正で骨格は広がりません。つまり、歯並びが広くなっていくだけでアゴは広がりません。ですから、骨を超えて広げる事はできませんので限界があります。

 

 

 

いつまで効果があるのか?

例えば8歳から始めたとしたら積極的に1年間ほど拡大しながら使用します。歯列は広げても半分程度は戻りますので、それを考慮してスペースが余るくらい余分に広げます。その後1年程度は使用時間を減らし、乳臼歯と呼ばれる歯が抜け始めた頃で使用は終了します

 

 

床矯正装置はまだ下の乳犬歯(下の前から3番目)が生え変わっていない小学生低学年向けの準備矯正装置の一つです。床矯正装置はある程度は乳歯を固定源にして歯並びを広げます。つまり歯の生え変わりが始まると、固定源がなくなり治療効果がなくなります。ですから、小学生高学年から治療をスタートする患者さんには、保護者様の希望があっても使用しておりません。

 

 

▶︎お子さんの矯正治療について

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