開咬症例集・矯正治療例

開咬とは、顎を色んな方向に動かしても、上下の前歯がぶつからない状態です。多くの場合は前歯の先が「もぐらの手」のようにデコボコの溝があります。これは歯に適切な咬合による摩耗が起きていない証拠です。長期的な持ちの良さという点からは奥歯に負担がかかりやすい噛み合わせであり、早期に奥歯を失いやすいと報告されています。原因は様々ありますが、舌の形状や使い方に問題がある方が多く口腔筋機能トレーニングも併用した方が予後が安定します。

治療方法は奥歯を歯茎方向沈め、前歯をより出します。前歯が前方に出ている場合は後ろに引っ込めるために小臼歯もしくは親知らずの抜歯が必要になります。治療のメカニズム上、マウスピース型装置が向いている歯列不正になります。

20代女性・マウスピース型矯正・抜歯なし

<症例概要>
主訴:開咬
年齢・性別:高校生女性
住まい:千葉県船橋市
治療方針:抜歯空隙閉鎖
治療装置商品名(インビザラインフル・薬機法適応外※)
固定装置:III級顎間ゴム
抜歯:なし
アライナー枚数:58+15+14ステージ (7日交換)
治療期間:1年8か月
リテーナー:上下クリアタイプ+上フィックスタイプ
治療費用:900,000(+税)
代表的副作用:痛み・治療後の後戻り・歯根吸収・歯髄壊死・歯肉退縮

※マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置は完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

10代の場合はマウスピース型矯正装置でも、歯の動きが早く、短い治療期間で終わる事ができます。重度の開咬症状ですが、きれいに治す事ができました。

20代女性・マウスピース型矯正・抜歯なし

インビザライン・開咬治療例
インビザライン・開咬治療例
インビザライン・開咬治療例
インビザライン・開咬治療例

<症例概要>
主訴:開咬
年齢・性別:20代女性
住まい:千葉県我孫子市
治療方針:下顎後方移動と圧下+IPR
治療装置商品名(インビザラインフル・薬機法適応外※)
固定装置:III級顎間ゴム
抜歯:なし
アライナー枚数:58+15+14ステージ (7日交換)
治療期間:1年8か月
リテーナー:上下クリアタイプ+上フィックスタイプ
治療費用:900,000(+税)
代表的副作用:痛み・治療後の後戻り・歯根吸収・歯髄壊死・歯肉退縮

※マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置は完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

上下の前歯が合わさらない開咬症例です。下の奥歯を圧下(歯茎方向に沈める)して前歯を近づけました。治療後は、スマイル時に上下の前歯がキレイに見えるようになりました。

30代女性・マウスピース型矯正・抜歯なし

インビザライン・開咬治療例
インビザライン・開咬治療例
インビザライン・開咬治療例

<症例概要>
主訴:開咬・噛めない
年齢・性別:30代女性
住まい:千葉県白井市
治療方針:抜歯空隙閉鎖
治療装置商品名(インビザラインフル・薬機法適応外※)
抜歯:上下第一小臼歯(計4本)
アライナー枚数:58+17ステージ (7日交換)
治療期間:1年6か月
リテーナー:上下クリアタイプ
治療費用:900,000(+税)
代表的副作用:痛み・治療後の後戻り・歯根吸収・歯髄壊死・歯肉退縮

※マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置は完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

他院で骨格の問題もあるので外科手術が必要かもしれないと説明を受けられた患者さんです。マウスピース型矯正装置(インビザライン)では、奥歯の圧下といって歯茎方向に沈める移動方法を得意としています。私たちも一応患者さんには「噛み合わせが改善するか」はチャレンジになる事を説明した上で、治療を開始いたしました。実際は、顎間ゴムを1日中頑張ってかけてもらい予定より早く治療を完了させる事ができました。治療後はしっかり前歯でも噛めるようになりました。

20代女性・上下顎前突・抜歯あり

抜歯矯正・開咬治療例
抜歯矯正・開咬治療例
抜歯矯正・開咬治療例
抜歯矯正・開咬治療例

<症例概要>
主訴:開咬・口元の突出
年齢・性別:20代女性
住まい:千葉県八千代市
治療方針:抜歯空隙閉鎖(最大固定)
治療装置表側矯正装置
固定装置:歯科矯正用アンカースクリュー(1.3×7.5mm2本使用)
抜歯上下第一小臼歯(計4本)
治療期間:2年6か月
リテーナー:上下フィックスタイプ+プレートタイプ
治療費用:820,000(+税)
代表的副作用:痛み・治療後の後戻り・歯根吸収・歯髄壊死・歯肉退縮

口元の突出も改善させるため、小臼歯抜歯を併用しました。できるだけ前歯が後ろに引っ込むようにアンカースクリューという固定源を使用しています。このように開咬の改善と同時に横顔の積極的な改善も行う場合は、表側ワイヤー矯正装置の方が向いています。

20代女性・マウスピース型矯正・抜歯あり

インビザライン・開咬治療例
インビザライン・開咬治療例
インビザライン・開咬治療例

<症例概要>
主訴:開咬
年齢・性別:20代女性
住まい:千葉県千葉市
治療方針:抜歯空隙閉鎖+下顎歯列後方移動+ストリッピング
治療装置:商品名(インビザラインフル・薬機法適応外※)
抜歯:右上第二小臼歯・左上第一小臼歯・下左右親知らず(計4本)
治療期間:1年11か月
アライナー枚数:56+30ステージ (7日交換)
リテーナー:上下クリアタイプ
治療費用:900,000(+税)
代表的副作用:痛み・治療後の後戻り・歯根吸収・歯髄壊死・歯肉退縮

※マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置は完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

上顎前突症状もあるため、小臼歯抜歯を併用して開咬の改善を行いました。正中線を合わせるために左右異なる歯を抜歯しています。

20代女性・マウスピース型矯正

インビザライン・開咬治療例
インビザライン・開咬治療例
インビザライン・開咬治療例
インビザライン・開咬治療例

<症例概要>
主訴:開咬
年齢・性別:20代女性
住まい:千葉県八千代市
治療方針:空隙閉鎖+上顎歯列後方移動
治療装置:商品名(インビザラインフル・薬機法適応外※)
抜歯:上左右親知らず(計2本)
治療期間:1年5か月
アライナー枚数:40+31ステージ (7日交換)
リテーナー:上下クリアタイプ
治療費用:900,000(+税)
代表的副作用:痛み・治療後の後戻り・歯根吸収・歯髄壊死・歯肉退縮

※マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置は完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

マウスピース型矯正装置は開咬治療には圧倒的に有利です。患者さんはパティシエの仕事をしていたため、味見の度にマウスピースを外さなっくてはならない事を不安に思っていました。使用時間18時間とやや少なくなりがちでしたが、問題なく治療結果が出す事ができました。

20代女性・ハーフリンガル

<症例概要>
主訴:出っ歯
年齢・性別:20代女性
住まい:千葉県佐倉市
治療方針:上下顎抜歯空隙閉鎖(最大固定)
治療装置:ハーフリンガル(クリッピーL+クリアティ)
固定装置:口蓋側壁アンカースクリューx2
抜歯:上第一小臼歯+下第二小臼歯(計4本)
治療期間:2年
リテーナー:上下プレートタイプ+クリアタイプ+フィックスタイプ
治療費用:1,20,000(+税)
代表的副作用:痛み・治療後の後戻り・歯根吸収・歯髄壊死・歯肉退縮

上下顎前突も併発している開咬症です。前歯を後方移動させるために、上下顎の小臼歯抜歯を行いました。シンプルな治療方針で、予定通りに治療は完了しました。

中学生女子・表側装置・抜歯

開咬・抜歯矯正

主訴:開咬
年齢・性別:中学生女子
住まい:千葉県八千代市
治療方針:上下顎抜歯空隙閉鎖(中等度固定)
治療装置:白い表側矯正装置(クリッピーC)
固定装置ナンスのホールディングアーチ・顎間ゴム
抜歯:左上と下左右第一小臼歯・右上第二小臼歯と第二乳臼歯(計5本)
治療期間:2年6か月
リテーナー:上プレートタイプ・下スプリングタイプ
治療費用:820,000(+税)
代表的副作用:痛み・治療後の後戻り・歯根吸収・歯髄壊死・歯肉退縮

典型的な開咬症です。右上の第二小臼歯が埋伏していましたので、乳歯が抜けずに残存しています。埋伏歯は提携する口腔外科専門医院で抜歯を行いました。その他3本小臼歯を減らし本格矯正治療を行い、理想的な咬み合わせを獲得する事ができました。術後はリテーナーもしっかり使ってくれて、開咬の再発なく安定しています。

中学生女子・表側装置・抜歯

開咬・抜歯矯正2

主訴:開咬
年齢・性別:中学生女子
住まい:千葉県八千代市
治療方針:上下顎抜歯空隙閉鎖(中等度固定)
治療装置:白い表側矯正装置(クリアティ)
固定装置ナンスのホールディングアーチ・顎間ゴム
抜歯:上左右と右下第一小臼歯・左下第二小臼歯(計4本)
治療期間:2年
リテーナー:上下プレートタイプ(舌突出予防フェンス・舌挙上テーブル付き)
治療費用:820,000(+税)
代表的副作用:痛み・治療後の後戻り・歯根吸収・歯髄壊死・歯肉退縮

前歯が噛めない開咬症は、奥歯に負担がかかり将来的には歯の寿命が短いと言われています。噛み合わせ・見た目・長持ちを全てを考え矯正治療を行うメリットが高いと言えます。多くの場合は舌の位置にも問題がる事多く、MFTトレーニングが必要です。下の歯並びの左への偏位もあって難易度は高いケースでしたが、上下小臼歯抜歯を行いきれいに治す事ができました。

矯正歯科治療に伴うリスクや副作用について

① 治療開始直後は矯正装置による不快感、痛み等があります。1、2 週間以内で慣れることが多いです。
② 歯の動き方には個人差があります。予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 矯正装置の使用、管理、定期的な通院など、矯正治療には患者さんの協力が治療結果や治療期間に影響します。
④ 治療中は、むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が発見されることもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきが下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
⑩ 治療中に状況が変わり、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
⑫ 矯正装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 矯正装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 治療終了後、リテーナーを指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
⑮ 治療終了後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
⑯ 10代のあごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずの影響で歯並びが変化することがあります。。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
⑱ 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
※その他の副作用とリスクについて▶︎