部分矯正治療は動かせる歯の数と、治療期間と移動量に制限があります。すきっ歯や軽度のふぞろいのみの治療が適応です。下の症例のようなケースであれば、部分矯正でも十分満足のいく結果が得られます。ただし、後戻りのリスクはあります。

すきっ歯・30代男性・マウスピース型装置

マウスピース部分矯正症例写真

<お顔のビフォーアフター>

マウスピース部分矯正症例写真
マウスピース部分矯正症例写真
マウスピース部分矯正症例写真

<症例概要>
主訴すきっ歯
年齢・性別:30代男性
住まい:千葉県八千代市
治療方針:空隙閉鎖
治療装置マウスピース型矯正装置(アライナー装置)
治療期間:6か月
アライナー枚数:15ステージ
リテーナー:上プレートタイプ・上フィックスタイプ
治療費用:440,000(税込)
代表的副作用:痛み・治療後の後戻り・歯根吸収・歯髄壊死・歯肉退縮
▶︎その他の副作用

 前が強く噛み合っていないタイプの空隙歯列であったため、上ののマウスピース部分矯正治療で、隙間を閉じることに成功しました。このように適応症であれば短期間で治療を完了することができます。

すきっ歯・大学生女性・マウスピース型装置

インビザライン部分矯正治療例

<お顔のビフォーアフター>

インビザライン部分矯正治療例
インビザライン部分矯正治療例
インビザライン部分矯正治療例

<症例概要>
主訴すきっ歯
年齢・性別:高校生女子
住まい:千葉県八千代市
治療方針:空隙閉鎖
治療装置マウスピース型矯正装置(アライナー装置)
治療期間:6か月
アライナー枚数:14ステージ
リテーナー:上プレートタイプ+フィックスタイプ
治療費用:440,000(税込)
代表的副作用:痛み・治療後の後戻り・歯根吸収・歯髄壊死・歯肉退縮
▶︎その他の副作用
※マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置は完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

 正中離開症状のみで、他に問題がないため、上のみマウスピース型矯正装置にて半年で治療完了しました。

すきっ歯・20代女性・マウスピース型装置

インビザライン部分矯正治療例
インビザライン部分矯正治療例
インビザライン部分矯正治療例

<症例概要>
主訴すきっ歯
年齢・性別:20代女性
住まい:千葉県八千代市
治療方針:空隙閉鎖
治療装置マウスピース型矯正装置(アライナー装置)
治療期間:7か月
アライナー枚数:14ステージ
リテーナー:上プレートタイプ・上フィックスタイプ
治療費用:440,000(税込)
代表的副作用:痛み・治療後の後戻り・歯根吸収・歯髄壊死・歯肉退縮
▶︎その他の副作用
※マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置は完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象とはならない可能性があります。

前歯のねじれとすきっ歯の改善です。奥歯は動かしていないため、短期間で割と簡単に終了しました。

軽度ふぞろい・大学生女性・唇側矯正装置

部分矯正・ワイヤー矯正装置
部分矯正・ワイヤー矯正装置
部分矯正・ワイヤー矯正装置

<症例概要>
主訴前歯のふぞろい
年齢・性別:大学生女性
住まい:千葉県八千代市
治療方針:レベリング
治療装置唇側矯正装置
治療期間:6か月
治療費用:385,000(税込)
代表的副作用:痛み・治療後の後戻り・歯根吸収・歯髄壊死・歯肉退縮
▶︎その他の副作用

 軽度の歯並びのふぞろいの部分矯正の場合、装置装着も短いためワイヤー矯正装置で行ってしまうのもアリです。

【矯正歯科治療に伴うリスクや副作用】

  1. 治療開始直後は矯正装置による不快感、痛み等があります。1、2 週間以内で慣れることが多いです。
  2. 歯の動き方には個人差があります。予想された治療期間が延長する可能性があります。
  3. 矯正装置の使用、管理、定期的な通院など、矯正治療には患者さんの協力が治療結果や治療期間に影響します。
  4. 治療中は、むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が発見されることもあります。
  5. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきが下がることがあります。
  6. ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  7. ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  8. 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  9. 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  10. 治療中に状況が変わり、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  11. 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  12. 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  13. 矯正装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  14. 治療終了後、リテーナーを指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  15. 治療終了後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
  16. 10代のあごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  17. 治療後に親知らずの影響で歯並びが変化することがあります。。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  18. 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
  19. ※その他の副作用とリスクについて▶︎