「受け口」は専門的には「反対咬合」と呼びます。主に前歯の噛み合わせが上下逆の状態を指します。前歯の歯並びが逆になると、上下の歯がぶつかっていても、全く食べ物が噛めません。歯の長期的な持ちの良さという点からは、奥歯に負担がかかりやすい噛み合わせです。早期に奥歯を失いやすいとい報告もあり、矯正治療により機能回復が可能です。

 

 

歯の位置のみが悪い場合は軽度であり、上下の顎の大きさのバランスが悪い場合は重度になります。小児期は上顎が小さいケースが、中学生以降は下顎が大きいケースが多いです。

受け口の難易度の判定方法は…▶︎

 

治療方法は下の前歯を後方移動させます。スペースを作るために親知らずもしくは小臼歯の抜歯が必要になります。治療開始時期は、小児期の一時改善は別として、全体的な矯正治療は男子は17歳、女子は14歳以上を推奨します。12歳頃から治療開始する場合は治療後の下顎の再成長による後戻りのリスクが上がります。また、小児期の反対咬合5%程度に顎矯正手術が必要になる方がいらっしゃいます。

 

矯正治療のリスク・副作用について▶︎

治療費について詳しくは▶︎

 

 


症例集


 

 

高校生女子・マウスピース型装置

前歯の受け口の矯正治療です。治療後は下の歯が見えなくなり、スマイルも良くなったので、一つコンプレックスが減ったと言ってくれています。

主訴:受け口

年齢・性別:15歳女子(高校生)

住まい:千葉県佐倉市

症例問題点:反対咬合・上下顎叢生

治療装置:インビザラインフル

治療方針:下顎臼歯後方移動・ストリッピング

抜歯:なし

治療期間:2年0か月

アライナー枚数:30+24+23ステージ

リテーナー上下VIberaリテーナー+上フィックスタイプ

治療費用:900,000(+税)

 

 

 

高校生女子・マウスピース型装置

歯並びを整える事と受け口傾向になっている下の前歯を後ろに引っ込める事と、上下が空いている前歯を噛めるようにする目的で矯正治療を開始しました。上下の正中線も1歯分ずれていました。目立たない矯正装置を希望であった事と運動部に影響が出にくいマウスピース型矯正装置【インビザライン】を使用しました。顎間エラスティックという輪ゴムを上下の歯に夜間かけてもらい、下の歯並びの後方移動(遠心移動)を行いました。

 

初回オーダーのアライナーでは前歯の噛み合わせが治りきらなかったため、追加アライナーを発注し、さらに後方移動を行いました。治療後はしっかり前歯で噛めるようになり、ずれていた上下の正中線もピッタシ揃える事ができました。真ん中のラインが合うと、歯並びの見栄えがぐっと良くなります。

 

 

■治療シミュレーション

 

主訴:前歯の歯並びが悪い

年齢・性別17歳女子(高校生)

住まい:千葉県八千代市

症例問題点:反対咬合・上下顎叢生

治療装置:インビザラインフル

治療方針:下顎臼歯後方移動・ストリッピング

抜歯:なし

治療期間1年10か月

アライナー枚数:23+28ステージ

リテーナー上下プレートタイプ+フィックスタイプ

治療費用:900,000(+税)

 

 

中学生女子・2段階矯正・表側装置

前歯の受け口に加えて上下の歯列の正中線は1歯分ズレているケースです。リンガルアーチとプレオルソを用いてまず前歯の噛み合わせと顎の位置を安定させた後に、ワイヤー矯正装置にて仕上げを行いました。まだ下の歯列の正中線が左にありますが、矯正治療のみで限りなく合わせる事ができた症例です。
治療前は中々見せてくれなかった笑顔も、治療後には自然と見せてもらえました。

 

主訴:歯並びのズレ

年齢・性別:13歳女子

住まい:千葉県八千代市

症例問題点:反対咬合・上下顎叢生・下顎左偏・上下正中線のズレ

1期治療装置:プレオルソ type III・上リンガルアーチ

2期治療装置上下ポーター型拡大装置・白い表側矯正装置(クリアティ)

治療方針:1期にて反対咬合の改善・2期にて歯列の排列

抜歯:なし

準備矯正治療期間:10か月(1期)

本格矯正治療期間:1年7か月(2期)

リテーナー:上プレートタイプ・フィックスタイプ

治療費用:740,000(+税)

 

 

 

小学生高学年・2段階矯正・表側装置・抜歯

受け口と犬歯のスペース不足の改善を希望されて治療を開始しました。まだ小学生という事でしたので、プレオルソと内側固定装置(ポーター)を用いて、一旦、受け口と犬歯のスペース獲得のみ準備矯正で行いました。その後、 永久歯列完成後2期目として上下4本小臼歯抜歯を行い、歯並びの改善を行いました。

 

反対咬合(受け口)の治療は下顎の前方成長が思春期に発生するため、その時期が来るまで本格矯正治療を待たなくてはなりません。ですから、治療期間は長くなる傾向にあります。男子より女子の方が、骨格的な成長期間が短かく早く身長も止まるため、中学生くらいからの本格矯正治療介入が可能になります。

 

 

主訴:受け口

年齢・性別:10歳女子

住まい:千葉県八千代市

症例問題点:反対咬合・上顎後退・上下顎叢生

1期治療装置:プレオルソ・上ポーター

2期治療装置:白い表側矯正装置(クリアティ)

治療方針:1期は前歯部反対咬合改善・2期は抜歯スペースを利用した上顎前歯の排列と下顎前歯後方移動

抜歯:上下顎第一小臼歯(計4本)

準備矯正治療期間1年7か月(1期)

本格矯正治療期間:1年11か月(2期)

リテーナー:上プレートタイプ・フィックスタイプ

治療費用:740,000(+税)

 

 

 

小学生高学年・1期治療のみ・小児用トレーナー型装置

小児用トレーナー装置(プレオルソ)を使用して、2か月で前は正しい噛み合わせに。その後、下顎の成長をある程度観察し、1期治療のみで終了しました。6年生の歯科検診では小学校の代表として表彰されたそうです。