【寄稿】臨床家のための矯正 YEARBOOK 2023
「臨床家のための矯正 YEARBOOK 2023: 成長期の過蓋咬合を考える」に「プレオルソを使用した乳歯列過蓋咬合の長期成長経過」を寄稿いたしました。
最近は、学校検診でもお子さんの下あごが後退している過蓋咬合(深噛み)が増えてきています。この過蓋咬合は上の歯列により下あごと下の歯列が後方に押し込められており、正しい歯並びの成長には良い状態ではありません。そのままにしておくと永久歯列後に前歯のかみ合わせがさらに悪化していく可能性が高い不正咬合になります。よって正常な成長を誘導するためには、思春期性の成長が始まる前までに後方に押し込められている下あごを歯並びとともに正しい位置に回復させておくことが望ましいと考えます。
こういった症例には大塚淳先生が開発された機能的マウスピース矯正装置(プレオルソ)が最適です。今回は、当院で乳歯列からプレオルソを使用して8年間経過をみたケースをまとめました。他にも著名な先生方の記事や症例が数多く掲載されています。