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インビザライン治療のキャンセル

こんにちは。千葉県八千代市にある「まきの歯列矯正クリニック」院長の牧野です。

今回は、「マウスピース矯正インビザラインを、治療方針と装着感の問題でキャンセルする場合一定の費用がかかる」という内容です。

 

 

 

インビザライン治療を年間100人以上行うと、矯正装置が自分の性格と合わないので「やめたい」という相談が5人くらいはいます。時期としては、治療開始前と開始直後1週間ほど経った時点が一番多いと言えます。

 

 

インビザラインのキャンセル

開始前のやめたい理由

治療開始前のやめたい理由としては、診断後によく考えた結果、治療方針が自分に合っていないというのがあります。インビザラインは、歯根大きく動かす治療は得意ではありません。実際1つの症例に3つくらいの治療方針が本当はあったとしても、インビザラインを使用する場合は、1つの方針しか選択できないといった事ができてきます。

▶︎矯正治療の歯根の移動について

 

 

また、インビザライン治療はスペースを作る際、小臼歯抜歯より親知らずの抜歯を選択する事がとても多いです。そこで問題になるのは、歯茎や顎骨に埋伏している親知らずです。生えてないから、抜いても歯抜けにはならないのですが、小手術ですからちょっと怖いですよね。自分自身もこの埋伏親知らずを抜歯した事はありますが、小臼歯抜歯と比較して、口を開けている時間が長かったり、抜歯後痛みがあったりと、やはり大変だったという思い出があります。実際、下の左右両方の親知らず抜歯の処方が出てて、片方抜いた後に気持ちが萎えてしまって、「親知らずを抜きたくないので治療をやめたい」といった相談はあります。

 

 

他にも、インビザラインはインターネットで検索すると「失敗」「治らない」というコメントも多く見かけます。治療前にそういった検索をしているうちに治療が怖くなってしまうという例もあります。どんな医療にも「効果がない」という声は一定の割合であるわけで、インビザラインで特によくそういったコンテンツをよく見るのは、それだけシェアが広まっていると考えていただくと良いと思います。

 

 

開始前の場合は、再度相談し治療方針やゴールを変更する事で対処する形になります。

 

矯正治療のゴール変更

 

 

 

開始直後のやめたい理由

こちらは、2つに分かれます。取り外しが面倒という理由と、違和感が慣れないという理由です。意外なのは、思っていたより、見た目が目立つという悩みは意外とないようです。

 

 

インビザラインは食事と歯磨き以外は基本的には装着していなくてはなりません。という事は、少しでも間食をする度に外さなくてはならないのです。お菓子を食べながら仕事や勉強、ちょっと美味しいものを味見しようとすると、いちいち装置を外し、その後ちょっと口をゆすいでから再装着です。ストレス発散の食事がちょっとストレスが溜まりそうという方が、治療をやめたくなるようです。ただし、これは患者さんの性格にもよります。

 

 

違和感に関しては、「噛み合わせが高く感じる」・「厚みで口が閉じれない」・「発音ができず喋れない」・「吐きそうになる」など・・・様々なパターンがあります。。人の気持ち悪いという感覚には閾値というものがあります。同じ歯並びでも、大丈夫な方もいれば、限界になってしまう方もいるという事です。また、多くは1か月ほどすれば違和感はだいぶん落ち着くのですが、そこまで我慢ができないという方もいらっしゃいます。

 

 

せっかくの矯正治療ですから、無理楽しく進めてもらいたいものです。対処法としては、ワイヤー型装置に変更するという形です。審美的に気になる方は裏側装置に変更する形です。当院ではインビザラインから表側装置への変更は費用なく、裏側装置への変更は差額分費用の負担で変更は可能です。

▶︎ハーフリンガルに変更も可能

 

 

 

 

 

キャンセル後には費用の問題が

インビザラインが合わず治療をキャンセル場合には、治療費が問題になってきます。クリンチェックというセットアップを完成させ、アライナーを発注してしまった後の場合は、25%程度の治療費もしくはキャンセル費用がかかります。これは、インビザライン自体が、矯正歯科装置の中でも高額医療機器に分類されるからです。

 

 

治療を始めなかったとしても、ある程度治療費はかかってしまう」という事がインビザライン治療のキャンセルであるトラブルの一つになります。そうならないよう、初診時に自分にあった矯正装置をよく相談しましょう。

 

 

 

▶︎矯正装置の種類

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