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まだまだ現役!表側矯正の良い所

ここんにちは。千葉県八千代市にある「まきの歯列矯正クリニック」院長の牧野です。

 

今回は、「表側矯正はアナログであるが、その分細かい調整がしやすい」という内容です。

 

 

今、矯正歯科治療の発祥地であるアメリカでは、矯正治療の半分以上がマウスピース型装置です。本当にたった数年で、シェアが変わってしまいました。欧米では、歴史上「いかにシステム化して、楽に物事をすすめるか」が常に考えられ、実行されています。均一した規格を作り、大量生産をして、一定レベル以上のサービスを提供する。その最たるものがマウスピース矯正装置とも言えます。これは矯正治療の産業革命とも言えます。

 

 

また、最近では裏側矯正も同じようにデジタル化しています。口の中の内側というのは外側と比較して、操作領域が狭く細かい調整が難しいのです。ですから、デジタル化する事でワイヤー自体もロボットが作成するようになってきました。

 

 

システムというのは、大きなデータベースを下に、平均して8割以上が成功するように作られます。ですが、システムに乗せて、全てのケースを合格点に持って行く事はできません。これはマウスピース型矯正についても同じです。一部の想定外ケースに対して、常に新しいシステムを作りますが、また一定の割合で適応外が出ます。結局、ある程度は個々にアナログで対応しなくてはなりません。この繰り返しです。

 

 

そういう意味では、個々の患者さんに、毎回、歯科医師が思考して調整ができるワイヤー矯正治療というのはなくなる事はないと言えます。

 

 

 

 

 

 

表側ワイヤー矯正にはまだ価値がある

デジタル矯正は症例に対しての分析力と思考力があれば、ある程度治療は可能です。ですが、ワイヤー矯正には思考力にプラスして技術力が必要になります。この技術力の習得には、一般的には3年程度はかかります。つまり、歯科医師がデジタル矯正と並行して習得をするのは難しいと言えます。アナログなワイヤー矯正には職人的な技術が必要になるからです。

 

 

表側矯正のプライヤー

 

 

近年、矯正歯科治療はマウスピース型矯正装置インビザラインのみしか行わない医院もあります。8割のカバーできるケースのみ治療を行い、そうではないケースの治療は行わないというパターンです。私は、インビザラインでできる治療にはまだ限界がありますので、「インビザライン単体で治療できないケースにはしっかりと非適応ケースである」と説明するのは良い事だと思います。そして、ここに全ての矯正治療方法を取り扱う事ができる矯正専門クリニックの必要性があると考えます。

 

 

全ての患者さんが決して、裏側ワイヤー矯正装置や取り外しができるインビザラインを希望するわけではありません。初診相談をしていても、「表側ワイヤー矯正が希望」という患者様は一定数います。どの矯正装置が良いかは、患者さんのライフスタイルで決まります。

 

 

「取り外しが面倒」「信頼性の高い方法が良い」「友人と揃えたい」など表側ワイヤー矯正のニーズもあります。

 

 

 

▶︎表側ワイヤー矯正装置もまだまだ健在!

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