こんにちは。まきの歯列矯正クリニック【千葉県】院長の牧野です。

 

夏休みになると、一気に学生患者さんの矯正相談が増えます。みなさん時間がある夏休みのうちに治療を始めて、2学期が始まる前に慣れておきたいというのがあるからです。

 

今は小学生でも矯正装置に関しては、銀色の表側のワイヤー装置に抵抗があるようで、とにかく目立たない装置を希望されます。いきなりワイヤー装置をつけて学校に行く自信がないそうです。そこで、審美的に良い矯正装置を選択します。

 

目立たない装置というと成人の方が行うものというイメージがあります。実際の治療開始可能年齢は下に説明します。基本的には始める時期は年齢よりも、歯の生え替わりの状態の方で決まります。永久歯が生えそろう時期には、かなり個人差があります。早い子と遅い子では4年程度は差があります。つまり小学校4年で全部永久歯の子もいれば、中学校3年でようやくそろう子もいるという事です。

 

 

 

マウスピース矯正は最速で9歳からでも可能

以下それぞれの矯正装置別の治療開始可能年齢を記載します。でも目安としては年齢ではなく、歯の生え替わりの状態です。これには個人差が3、4年あります。

 

①白いタイプの表側矯正装置の場合

基本的には永久歯が生えそろってから装着する事になります。乳歯は全て抜けた状態が望ましいと言えます。ただし、永久歯が生えたばかりの頃は歯茎も腫れやすいので注意が必要です。

 

②裏側矯正装置の場合

裏側装置を装着する歯の裏面がしっかり見えるようになるには、永久歯が生えそろってから2〜3年かかります。当院では15齢以上と決めています。

 

③マウスピース矯正【インビザライン】

厳密には永久歯が生えそろってからの方が望ましいのですが、抜歯症例ではない場合は生え替わりの1年前程度からでも始める事が可能です。目安としては残存乳歯が3本以下です。それより前の場合は、プレオルソなどの小児用トレーナーを推奨します。

※以下マウスピース矯正は商品名インビザラインと記す。

 

 

 

 

小学生でもマウスピース矯正を推奨

小・中学生のワイヤー矯正治療の問題は2つあります。1つ目は歯磨きや食生活が悪く虫歯になりやすいという事、2つ目は部活や塾で忙しく治療にいく時間が確保できないとう事が挙げられます。その結果、なかなか通院できず治療が進まず、医院でのクリーニングもできないため虫歯が出来始めます。さらに虫歯治療のために矯正治療が中断する、といった悪いサイクルが発生します。

 

私も、残念ながらこのようなパターンになってしまった患者さんを経験してきました。この点からも当院は、虫歯のリスクが少なく、通院間隔を伸ばせるインビザラインを積極的推奨しています。

 

小学生のうちであれば、歯が生えようとする力が残っている事と、代謝力が高い事から、1日の使用時間は20時間より少なくても大丈夫である事もあります。学校にマウスピースを装着していくのが管理上心配という保護者様もいらっしゃいます。その場合は主に在宅時使用からスタートする方法もあります。

 

メリットの多いインビザラインですが、前歯を後方移動させたり、歯の並ぶスペースが著しく足りないケースで、小臼歯抜歯を併用しなくてはならないケースの場合は、永久歯列完成後からスタートする事になります。また、残存乳歯が4本以上ある場合は、そのまま治療開始まで待機するか、夜間のトレーナー装置プレオルソからスタートする事を推奨します。

 

▶︎マウスピース型矯正装置【インビザライン】