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裏側装置とマウスピース型装置の使い分け【部分矯正】

今回は、目立たない部分矯正治療を希望の場合は、裏側装置とマウスピース型装置の選択があり、それぞれ適応症があるという内容です。

 

 

部分矯正治療を希望される患者さんは、軽度な歯並びの症状をローコストかつ短期間で治療を終了したい方が中心です。かみ合わせまでは治す事はできないため、審美歯科治療に近い治療です。ですから、審美的問題を重視する方が多く、使用する矯正装置は目立たない装置をほぼ選択されます。半年程度の短期間で終了するにも関わらず、治療部分矯正治療で表側装置を選択される方はあまりいません。

 

 

部分矯正で使用する目立たない装置には、大きく2つに分かれます。

 

 

①裏側部分装置【部分リンガル】

②マウスピース型矯正装置【インビザラインライト】

 

 

どちらも費用は同じです。この二つは、患者さんの好みだけで選ぶわけではありません。それぞれ、治しやすいタイプというのがありますので、症状を見て、こちらから推奨します。

※以下マウスピース矯正は商品名インビザライン と記します。

 

▶︎その前に部分矯正自体の適応症もあります

 

 

 

 

裏側部分装置

最大のメリットは前から全く見えない事です。他人に気がつかれる事はまずないです。装置も小型のため、前歯だけの場合は違和感も非常に少ないと言えます。専門技工所にオーダーしますので、装置装着までの時間が1か月から1か月半と始めるまで少々時間がかかる事が難点になります。

 

 

適応外ケースとして、装置装着面積の確保の問題で、下の前歯が上の前歯を強く噛んでいる「深噛み」ケース場合、上の前歯の治療は対応する事ができません。これを無理して装着させても、下の前歯が装置にぶつかりすぐ破損か外れてしまうか、奥歯が浮いてしまい治療中の食べ物が噛めなくなります。

 

 

どれくらいの方がこの「深噛み」の問題で矯正装置が装着でいないかというと、部分矯正治療希望の方の約50%と結構多いのです。患者さんが自分で鏡を見てもわかりにくいため、審査して初めてわかります。

 

 

 

 

という事は、下の前歯の装置装着に関しては問題はありません。下の前歯の歯並びを整える事には裏側装置はオススメです。

 

 

 

インビザラインライト

メリットは取り外しができるという事と、目立ちにくいという事です。治療開始までが1か月以内で早めなところも良いところです。上だけ、下だけの歯列の改善のためにオーダーする場合、多少奥歯まで動かす事ができます。通常の無制限にアライナー(マウスピース)を作れるコンプリケーションパッケージではなく、ライトパッケージというアライナーの使用枚数と、追加アライナーの回数に制限があるシステムを使用します。

 

 

適応外ケースとして、「歯の捻れ」が強いケースはライトでは治しきれない事があります。マウスピースは歯の上からプラスティクのシートをかぶせて少しづつ動かすという特性から、捻れを取る場合は多くの量のアライナーを必要としてします。ですが、ライトパッケージの場合は、最大アライナー14枚までと制限があります。つまり、でこぼこが少ない歯並びでも捻れが強い歯がある場合は、インビザラインライト治療には向いていないという事になります。

 

 

 

 

アライナーは上の前歯同士がが離れている「すきっ歯」などの空隙歯列(正中離開)の改善が一番得意です。少し「深噛み」でも治す事が可能です。

 

 

 

使い分け

上記の内容を踏まえると、裏側部分矯正とインビザライン部分矯正の使い分けは以下になります。

 

 

下の前歯のでこぼこ → 裏側装置

すきっ歯 → インビザライン

 

 

では、「上のでこぼこは?」というと、目立たない矯正装置では部分矯正の適応症は少ないという事です。前歯の深噛みや強い捻れがない事が条件になりますが、多くの方はどちらかがあります。

 

 

 

▶︎部分矯正治療

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