【実体験】ストリッピング(IPR)
こんにちは!千葉県八千代市のまきの歯列矯正クリニックの歯科衛生士Aです。
先日、「ストリッピング」といって歯のヤスリがけをしました。どういうものかと言うと、歯と歯の隙間に0.2~0.3ミリほどヤスリをかけていきスペースを作るという治療です。あと、ブラックトライアングルという歯と歯の間にできた逆三角形の隙間をなくすためにも行います。(詳しくは…)
私は、後者の上の前歯のブラックトライアングルが気になったので、院長と相談してやってもらいました。歯と歯はくっついているのに、すきっ歯っぽいなんとも不思議な状態です。どうやら、歯が縦長で逆三角形なのと、成人になってからの矯正治療なので、一度下がっている歯茎がついてこないようです。
どうでしょうか、、、ん!?わかりづらいですかね。上の真ん中の歯と歯の隙間が、少しだけ小さくなっていますのがわかりますかね。わかりづらいという方のために、拡大してみるとこんな感じです。黒い三角形が半分い以下になってますよね!
片方0.2ミリづつ、合わせて0.4ミリヤスリをかけて、1か月かけてパワーチェーンで隙間をよせました。シャーペンの芯程度の隙間ですが、結構変わりますよね。歯茎の高さは変わらないのですが、歯の接触面積が増え、歯が空いている感が劇的に減りました。まさにアンチエイジング!
実際のストリッピングの様子
ストリッピングには、大きく3つの方法があるそうです。
①コントラエンジンというモーターに電動ヤスリを取り付けて研磨する方法
②ディスクという回転式の円盤で速攻でスライスする方法
③タービンという高速モーターに細いバーを装着して削る方法
私は、この中から①と②を行いました。
まずは②番のディスクの様子から。なんか、マジックショーとかでばっさり体が切れるようなイメージで、回転ノコギリが歯の隙間に入っていきます。森とかで太い丸太が切れるくらいの回転スピードです。
ちなみに、私は処置中は自分の口の中を見れませんので、何も感じませんでした。カメラで撮影してくれたスタッフは「結構、スリリングだった」と言ってました(@_@)
でも、安全ガードもついていますから、間違えて唇や歯茎が切断される事はありませんのでご安心下さい。
次にディスクでできた隙間を②の電動ヤスリで研磨。すごい薄い金属のヤスリを糸ようじみたいに歯の隙間に通します。上の写真は静止画なんですが、モーターの力でとてつもなく高速で前後に動きます(+ +)
これが、意外と振動がすごくて、、、途中から慣れましたけど(笑)。軽い工事現場にいるようでした。患者さんでも苦手な方はたまにいます。
でも①も②もどちらも痛みはありませんでしたよ。
こんな感じで歯並びの微調整しています♪だんだんと矯正治療の終わりが見えてきました(^^)