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矯正治療が増えている年齢層

■日本矯正歯科学会専門医 牧野正志

最近は、30代前後の方の矯正歯科治療を希望される方が増えてきています。

 

医院も7年目になると患者層も大分変わってきました。初診の母体数自体は毎年増えているのですが、割合としては小学生以下の小児矯正より、成人矯正のご相談の割合が増えてきた感じです。中でも、アラサーと呼ばれる30歳前後の方の矯正相談と矯正治療の割合が急増しています。

 

 

 

アラサーの矯正治療

アラサーの方で矯正相談される方はこのような方が多いです。

 

「ずっと見えるワイヤー装置が抵抗があって矯正治療に踏み切れなかった」

「前から気になっていたが、仕事が落ち着いてきたので治療を検討してみた」

「実は小さいころ一度矯正治療を受けたけど、途中でやめてしまった・戻ってしまった」

 

この年齢の方の特徴としては、バリバリ仕事をしていて土日しか通院する時間が取れなかったり、人前に立つ事や様々なイベントがあるので矯正治療の見た目にかなり気にしている事が多いようです。また、出産・育児で忙しく一人で通院す事ができない方もいます。ですから矯正治療を検討される方も、他の年齢層と比較して見えない矯正装置の裏側矯正治療(上だけ裏側のハーフリンガルが多いです)や、通院間隔が開けられるマウスピース型矯正装置【インビザライン】をご選択されます。

 

 

<今更、見えるワイヤーを併用した矯正治療はちょっと・・・>

 

 

十数年前は「矯正歯科治療は10代の子供が適応年齢」というイメージが強かったと言えます。私も、大学で矯正歯科の勉強をするまではそう思っていました。30代以降になると歯周病や虫歯の治療が先で矯正治療は後回しになる傾向が強かったのだと思います。

 

 

それが今では、予防歯科の考えの浸透で矯正歯科治療は、歯並びは見た目だけでなく健康寿命を伸ばすめに重要であるという考え片が広まり、幅広い年齢の方が矯正歯科治療を受けるようになってきました。そこに、様々な矯正装置の普及により矯正装置へのハードルが下がり、現在治療開始する年齢が幅広く分散化したのだと思います。

 

 

 

再矯正率も増加

アラサーで矯正相談に来られる方には、実は子供の頃に矯正治療を1度受けた事がある方が結構います。小さい時は自分の意思で治療をする方は少ないです。治療途中でやめてしまったので再開したい、リテーナーの使用不足により後戻りをしてしまったというような相談が多いです。

 

 

実際、再矯正治療をされた方の感想としては、子供の時と比較して、30代以上の方の矯正歯科治療は、思っていたより短かったとよく聞きます。これは子供と大人の時間の流れの違いなのかなと思います。

 

 

再矯正治療について詳しくは…▶︎

 

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