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子供の受け口の矯正治療【反対咬合】

こんにちは。千葉県八千代市の「まきの歯列矯正クリニック」院長の牧野です。

今回は、「受け口の矯正治療は乳歯列期は治療を行わず、上の永久歯の前歯が生えてからプレオルソ」という内容です。

 

 

就学前の受け口の相談が急増しています。ここでよくある質問が、これです。

「受け口の矯正治療は永久歯の前歯が生えていない幼児期から始めるべきでしょうか?」

歯科医院によって見解は様々ですが、当院の考えは、ケースバイケースですが、上の前歯が出るまで治療開始は待った方が良いです。

 

 

受け口は様々な研究報告で、将来的な歯の寿命を短くすると言われています。それは前歯が逆の噛み合わせになっているので奥歯への負担が大きいためです。これにより奥歯の歯周病を加速させたり歯が割れるリスクなどが高まるようです。

 

 

 

受け口の治療のタイミングは?

当院では反対咬合の治療のための検査時期は上の前歯が生えてくる小学校1−3年生を推奨しています。その理由は、乳歯列期の幼児期から受け口の治療を始めても良いのですが、その治療の効果が不確定だからです。

 

 

その理由は以下のようなパターンを見分ける事が難しいからです。

 

 

・乳歯列期に受け口を治したが、永久歯が生えたら再発した。

これは乳歯を動かしたからといって、その下の骨の中にある永久歯が動くわけではありません。反対咬合は本質的には上の顎が小さくスペース不足が併発しているため、小学校の時期で再度、受け口になる事があります。そうすると、治療が長期化するという問題が出て来ます。

 

 

・乳歯列期で受け口だったが、生え変わりとともに自然に治った。

少ないのですが軽度のケースの場合、鼻閉や悪い姿勢の改善で治療に介入しなくとも、生え変わりと共に改善していしまうケースもあります。この場合があるため、矯正治療の効果を測定する事は難しいと言えます。

 

 

ただ上記の内容をご理解の上、「少しでも先に見た目をよくしたい」「既に生活に支障が起きている」という場合は3-5歳でも予備矯正として治療をスタートする事があります。当院では柔らかい弾性素材のマウスピース「プレオルソ」を用いてます。在宅時使用をお願いしていますが、小さなお子様にも辛いといった不満は今のところないようです。

 

 

プレオルソ 反対咬合用

 

 

また歯並びが悪くなる原因になっている生活習慣の改善も指導します。 場合によっては矯正治療は始めず、生活習慣の改善のみお話しして定期観察という場合もあります。

 

 

 

上の永久歯が生えた時が早期改善チャンス

プレオルソを適切なケース・時期に使用すれば、1〜6か月というあっという間で受け口は改善されます。他の矯正装置より圧倒的は早いです。これはプレオルソは前歯の位置を適正な状態に戻す事を非常に得意としている装置だからです。上顎を前に出すようなマスク(上顎前方牽引装置)の使用もかなり減りました。

 

 

その後も成長による歯ならびの変化をチェックする定期観察は必要ですが、顔つきや歯ならびの見た目の変化はもちろんありますが、前歯でしっかり噛めるようになっています。

 

 

 

 

▶︎反対咬合症例

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