ブログ

なぜ日本人は歯並びが悪いか

こんにちは。まきの歯列矯正クリニック(千葉県)院長の牧野です。

今回は、「日本人は混血であり、もともと世界でも歯並びが悪い民族」という内容です。

 

 

先日、獣医の友人と話していたら、ペット犬にも歯並びが悪い事があるようです。最近は小型犬が流行っていますのでアゴが小さく、「オーバーショット」といって「受け口」になっている事もあるそうです。犬も噛み合わせ悪いと食事の能率が悪くなり健康的でなくなります。

 

 

この歯並びが悪い理由は、流行りの小型犬にするために様々な種類の血が混ざり歯並びのバランスが上手くいかないようです。獣医はペット犬の虫歯の治療だけでなく矯正治療もしなくてはならないそうです。

 

 

f:id:makino-ortho:20160104210947j:plain

 

 

日本人の歯並びが悪い原因は

欧米人の日本人のイメージには必ずといっていいほど、「歯並びが悪い」が入っています。欧米人の矯正医から見ると、日本人のほとんどが矯正治療対象者らしいです。

 

 

欧米人は日本人から見たら、全然気にならないような少しの歯列不正でも矯正治療を行います。私も海外の学会や歯科雑誌の症例を見ても、難易度としてはどれも容易なケースばかりでびっくりします。それだけ、日本人の歯並びの悪さは、矯正治療をするにしても難易度が高いのです。

 

 

以前、マウスピース矯正装置インビラインのアラインテクノロジー社が、「アジアでシェアを増やすためにアライナー治療を適応範囲拡大を考えた時に、日本の治療技術進歩が重要である」と言っていました。これは、「難しい日本人症例が治せれば、どんな症例でも治る」という事です。

 

 

 

 

歯並びが悪い原因

ではなぜ、日本人は歯並びが悪いのか?これには、先ほどのペットの話に重なるところがあります。遠い昔にさかのぼるると日本というのは多民族から構成された国です。

 

 

わかりやすいように簡単に説明すると、元々いた狩猟民族の縄文人(琉球民族・アイヌ民族)に、大陸から渡来してきた農耕民族の渡来人(弥生人)の血が混ざってたわけです。つまり複雑な混血なのです。

 

 

  • 縄文人はアゴががっしりしていて歯も大きいです。
  • 弥生人はアゴがきゃしゃで歯は小さいです。

 

 

このアゴと歯の大きさのバランスが混ざるとこのような不調和が起きます。

①アゴは小さいけど歯は大きいパターン→乱杭い

②アゴは大きいけど歯は小さいパターン→すきっ歯

 

 

ヒトは進化の過程で段々とアゴは小さくなっていき、歯は大きくなっていますので、②のパターンは少なくなっていき、より①のパターンが増えていっていると言えます。

 

 

つまり日本人はもともと混血で歯並びが悪くなりやすい遺伝子を持っているのです。

このエントリーをはてなブックマークに追加