先日、フォレスト・ワン社より依頼を受け、小児用トレーナー装置【プレオルソ】について、MFT勉強会にてプレゼンテーションをしてきました。集まった先生達は既に小児矯正を導入にしている方が多く、ご質問もいただきやりがいのある会場でした。昨年から小児用トレーナーの研究を始めまして、今年は計4回講演するところまできました。講師業というのも少し見えてきた感じがします。

 

来年も矯正治療について引き続き研究・発表に力を入れていきたいと思います。それが最終的には患者さんの治療結果や満足度に繋がると信じています。

 

 

今回は「小児矯正治療をストレスなく」という内容でした。実は、小学生を対象にした子供の矯正治療は、お子さんにも、保護者様にも、歯科医師にもストレスがかかります。これは、3者で小児矯正に対する捉え方が異なり、ボタンの掛け違いが起きているからです。

 

子供の治療は通常2段階治療といい、簡単な取り外し装置で中心に治療する1期と、永久歯歯列後にワイヤー装置で治療する2期に分かれます。実際、このシステムの解釈が難しく、最悪のケースはトラブルまで発展してしまうのです。つまり2段階治療システムという契約が問題なのです。

 

 

ですから、当院では小学生から行う患者さんは、できるだけワイヤー装置を使用する2期に進まないようにしています。そのためには、子供の矯正治療のみで治らない方は、永久歯列期の本格矯正治療まで定期観察としてウェイティングをしております。大体、初診のお子さんの40%程度が当てはります。上の図でいう①と③を増やし②を減らすイメージです。これには、初診時の症状の見極めが必要になります。私は、多くの子供の矯正治療経験からこの点をある程度、体系化する事ができました。そこでの判断基準に「プレオルソで治るか」というのを入れ込む形です。

 

 

 

「子供の矯正治療はできるだけ早くから始めた方が良い」という考え方もあるのですが、私は「子供の矯正治療はできるだけ早く終わった方が良い」という考え方です。そのため、早期からスタートせず戦略的待機というのを頻繁に行います。結局、お子さんも保護者様も歯科医師も「治療期間は短かくしたい」のは共通の願いだからです。治療期間以外に3者一致する共通項目はありません。

 

初診カウンセリング時に丁寧にこの内容をお話するのですが、それでも他院に行って1期から治療をスタートしてしまう方もいらっしゃいます。でも、この内容を理解の上、治療をスタートされるなら結果的には良いのかなと思っております。

 

⇨子供の矯正治療を始めた方が良いか悩んでいる方は、是非一度ご相談下さい。