先日、小児用機能的矯正装置であるプレオルソについて、歯科機材会社の株式会社フォレストワン主催の歯科医師向けのセミナーを行いました。診療後に東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県から20名以上の歯科医師の先生にお集まりいただきました。前回の1回目の研究会でもお話して好評でしたので、2回目は症例を中心に提示しながら、ちょうど1時間講演をいたしました。

 

私がこのセミナーで伝えたかった事は一つ、「できるだけ治療効果が出やすい症例に絞って使用しましょう」というような内容でした。日本矯正歯科学会で発表した当院の研究ではプレオルソは前歯でしっかり噛めない一部の出っ歯(上顎前突)・受け口(反対咬合)に即効性の効果あります。その一方で、骨格的問題や歯の大きさの問題が強い場合はすぐに効果は出ません。この適応症の見極め方を詳しく解説いたしました。

 

実は私も、一般的な専門医と同様に、永久歯列が生え揃う前の7-9歳の小児治療を積極的には推奨していません。ですが、その中にも早期に着手する事で本格矯正を必要なく、治療期間を短く終了できるケースもあります。それらのケースに装置使用を絞る事で、患者さんも治療の満足度が高く、ドクターサイドもある程度受け入られる結果が出る治療を提供する事ができると考えております。「治療期間は短くストレスなく」というのが私の治療コンセプトになります。

 

また、プレオルソは使用する事で口呼吸・低位舌を治してくれるのではなく、「トレーニングのアシスト」をしてくれる装置と考えています。装置の使用も大切ですが、日常生活の心がけの方がより大切です。結局は起きている時間の口腔筋機能トレーニングは必要です。

 

他にも2人の先生が症例発表されており、「プレオルソは小児矯正の導入装置」という私の考え方と近い感じがしました。今年に入りプレオルソの公演は3回目です。私自身も段々、慣れて来ましてスムーズに説明ができたかと思います。