こんにちは。まきの歯列矯正クリニック院長の牧野です。

以前、私も矯正治療の研修生の頃だったころは、自分に練習で矯正装置を装着した事が何回かあります。患者さんに実践する前に、まず自分自身で人体実験といった感じです。表側も裏側もマウスピースも全て行なってみました。

 

その中でも裏側は下の装置に関しては、食事中すぐ外れてしまったり、ツバを飲むときに違和感があったりしてちょっと大変でした。結局、1週間ですぐ外してしまった記憶があります。表側やマウスピースは鏡を見ながら自分でも調整できるのですが、裏側はちょっと困難です。誰かに調整してもらわなくてはなりませんので、調整できる先生との予定が合わないと治療が進みません。その時、時間をかけて裏側装置を装着してくれた先輩の先生ごめんなさい(笑)。

 

忙しい成人は矯正治療に行く時間がない

 

裏側装置の調整には時間がかかります

誤解のないように先に説明しますが、今は表側も裏側でも同じように仕上がります。治療期間も変わりません。どんな医療器具も、段々操作性が上がりシステム化する事で品質は上がるからです。この点は間違えないです。

 

しかし、多くの歯科医院では裏側矯正治療を取り扱っていません(もしくは推奨しておりません)。これには理由があるのです。大前提として表側とは全く異なる方法なので矯正医が新たに研鑽を積まなくてはならないのですが、それ以外に裏側矯正には時間と手間がかかる事が挙げられます。要するに1回あたりの治療時間が長いのです。都内の裏側矯正の専門歯科医院の場合、処置時間を毎回1時間以上(表側は30分程度)とっているというのも少なくはありません。

 

歯並びの裏側を覗きこむようにしてワイヤーを調整するのは指南の技です。患者さんもずっと口を開けているのは疲れますから、休み休み行います。もちろん、ドクターも疲れます。特に下の調整は舌が邪魔したり唾液によって装置がつきづらかったりと、とても時間がかかります。こうして、1人の患者さんへのドクターの拘束時間が長くなるのです。そして、次回の調整予約も長い時間が取れず入りづらくなり、処置が遅れるため治療期間が延びるという事態が発生するのです。最終的には裏側矯正は予約の少ない平日の昼間の時間帯に通院できる患者さん以外はお断りする形になっていくのです。

 

裏側装置の実際

 

ハーフリンガルなら全て解決

土日休みのお仕事で中々、平日通院ができない方で裏側矯正を行いたい方の解決法としては、『ハーフリンガル』で治療を行う事を推奨します。上は裏側、調整に手間取る下は表側は治療をする事で、毎回の処置時間を減らす事ができるのです。ハーフといっても、下のワイヤーはほとんど見えませんから8割裏側矯正みたいなものです。これによって、予約も取りやすくなり、遅れもなくスムーズに治療を進める事ができます。

 

当院はベッドタウンなので、土日通院希望が多いです。裏側矯正の90%ハーフリンガル矯正です。治療後2回目のアンケートでも、ほぼ「誰にも気がつかれなかった」と言ってくれています。

 

⇨ハーフリンガルについて