こんにちは。まきの歯列矯正クリニック(千葉県)院長の牧野です。

 

矯正装置を装着して治療期間が2年を超えると治療を行なっている患者さんから「いつごろ終わりますか?」と聞かれる確率が高くなります。

 

この言葉、言われる矯正医サイドとしては「あれ、そんなに期間は経ってないはず・・・」とドキドキしてしまいます(笑)。当院では診断書に治療期間の予定を説明していますから、それを確認して私達も「あと6か月程度だから頑張って」とお話しをする事になります。

実はこの治療期間の予定なのですが、当たり前ですが、症状によって異なるのです。1年半の方もいますし3年の方もいます。

 

治療期間がかかる歯並びはこのケース

治療期間がかかる歯並びはデコボコはあまりなく「出っ歯」と「深咬み」の併発パターンです。これは上前歯が下前歯に比べ前に出ていて、下前歯が上前歯の根元もしくは歯茎を噛んでいる状態です。この治療期間がかかる理由は、前歯の歯根の移動量が大きいからです。

 

「歯根」というのは歯茎に埋まっている歯の根っこの部分の事です。まわりは歯槽骨とよばれるアゴ骨に囲まれていますから1mm動かすだけでも一苦労です。

 

特に「出っ歯」で「深咬み」の方は前歯の歯根の移動量がかなり大きくなります。ですからデコボコがかなり多く、見た目が悪い歯並びの方が、実は歯根の移動量が少なく治療期間の予定が短かったりする事があるのです。

 

前歯の歯根の移動量が多いケース

※青は治療前、赤は治療後。前歯を後ろに下げるには上の歯根が上に沈ませなくてはなりません。

 

この治療期間の予測はある程度経験を積んでいる矯正専門でないとできません。治療期間はその他に、年齢や治療装置、治療環境なども関わってきます。当院の本格矯正治療期間の目安としては1年半〜2年半です。

 

今の所、3年を超える方は難しい治療方針や通院環境が悪い方以外はほとんどいません。

 

⇨治療期間もわかる症例集