こんにちは、まきの歯列矯正クリニック(千葉県)院長の牧野です。

今、クリニックでは少しづつ隙間家具を買って模様替えをしています。隙間の長さをメジャーで計って、ウェブでセミオーダーで注文するとピッタリのサイズが届きます。 壁と壁の間のデッドスペースを有効活用しないともったいないですもんね。

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ところがたまに、ジャストサイズを注文したはずなのですが、予定よりサイズが大きいく入らない事も!(◎_◎;)・・・ヤスリをかけたくなりますね(笑)

矯正歯科治療での歯のサイズ調整


同じ事が矯正歯科治療にもあります。歯を並べるには歯が大きくて少しスペースが足りない!そんな時は歯にヤスリをかけます。これをIPR(アイピーアール)と言います。IPRとはInter Proximal Reduction(歯冠隣接面切削)の略語です。他にも昔はディスクで歯を削っていたのでディスキング、歯を削ぐという意味でストリッピングとも呼びます。

歯を削ると言いましても、削る量は多くて1歯片側0.3mm程度ですから、シャーペンの芯より少ない量です。虫歯を削る時は3mmとか削りますから一ケタ量が違います。しかも削るのはエナメル質の表層だけで、研究報告からは虫歯のリスクはなどは上がらない安全な方法です。

歯の削り方も電動のヤスリで少しづつ削りますので麻酔も入りませんし、苦痛もありません。1歯2,3分程度で終わります。念のためにIPR後は再石灰化を促すフッ素も塗布します。

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歯を片側多くて0.3mm程度削っても、これを左右両側、奥歯まで12箇所行うと約7mmほどまでスペースを獲得できます。7mmって結構な量ですよ!小臼歯1本分抜歯したのと同じくらいのスペースです。乱杭いの歯を矯正治療で並べるにはスペースが必ず必要なのですが、軽度のスペース不足では抜歯を併用しなくてもIPRだけで大丈夫な事もあります。

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日本人の歯は元々大きい傾向にありますし、治療期間も短くなりやすいのでIPRはとても有効な方法です。

↓IPRを使って少しなら前歯も下げられます!

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