こんにちは。まきの歯列矯正クリニック院長の牧野です。

 

今日は実際にこの夏の相談であった間違った矯正治療の知識について詳しく解説します。

 

「小児矯正をすればワイヤー矯正はいらない」

「小児矯正から始めると早く終わる」

「小児矯正をすれば抜歯しない」

「小児矯正とは床矯正をする」

 

子供の矯正・よくある質問

 

間違った知識の真実

小児矯正をすればワイヤー矯正はいらない

「あの針金の装置をつけさせるのはちょっと子供がかわいそうだから、早めに矯正治療を始めれば取り外しの装置だけでキレイに…」

 

小児矯正はあくまで本格矯正の準備です。点数にして70点まで持っていくのです。これは合格点であって満点ではありません。この合格点とは、学校検診で歯並びにチェックが入らない程度です。通常は100点まで行くためにはワイヤー矯正治療が絶対必要です。つまり、小児矯正のみでは完璧にはならないという事です。

 

小児矯正から始めると早く終わる

「中学受験もあるから負担にならないようできるだけ早く治療を終わらせたい…」

 

子供の歯の生え替わりが完了するのは12歳です。そこまで歯並びは変わり続けますから、小児矯正の多くは小学校いっぱい管理します。またその後、本格矯正に移行するとさらに2年弱の期間がかかります。結局は歯の生え替わりの時期は決まっていますから、本格矯正の最短ゴールは14歳前後と決まっています。早めに始めるとその分治療管理期間は延びます。

 

小児矯正をすれば抜歯をしない

「歯を減らすのだけは絶対抵抗があるから、成長期の矯正治療でなんとかしたい…」

 

小児矯正治療を行っても、抜歯を併用した本格矯正治療を行うパターンになる場合はながらあります。

そのパターンは、

歯がかなり大きい

前歯が前に倒れて出ている

これらの症状がある場合は非抜歯の小児矯正では改善しきれません。本格矯正時に抜歯を併用してそのスペースを利用して、歯を並べたり前歯を後ろに下げます。100%非抜歯矯正という矯正治療は残念ながら存在しないのです。

 

小児矯正とは床矯正をする

「うちの子供も近所の子がやっている取り外し装置だけでアゴを広げる矯正治療をやりたい…」

 

床矯正装置は主に歯並びを外側に広げる装置です。主目的は足りない前歯の歯並びのスペースを確保する事です。ですから、症状によっては他の矯正装置が適応のお子様もいます。悪い歯並びとはスペースが足りないデコボコだけではなく、出っ歯や受け口、開咬など他にも様々あるからです。

 

また、この床矯正装置の効果が出やすいのは乳犬歯という歯が抜けるまでです。この時期が早い 子で9歳くらいですから、小学生の早い時期でないと床矯正治療の効果は少ないとも言えます。

 

インターネットや知人のお話は限られた情報ですから、誤った情報の可能性も高いです。わからない場合はぜひ一度専門家にご相談下さい。ご相談は矯正歯科専門クリニックで!

 

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