こんにちは。まきの歯列矯正クリニック(千葉県)院長の牧野正志です。

 歯並びの3大悩みは「デコボコ・出っ歯・受け口」です。どれも見た目だけでなく、前歯で上手く噛み切れない事が問題です。学校検診の歯並びの項目では主にこの3つを見ます。

 

これらの原因は先天的な骨格や歯の大きさだけでなく、お口のまわりの筋肉のバランスも関わっています。特に低位舌といって「舌で歯を押してる」状態や、口呼吸といって「常に口が空いている」状態はこのバランスを著しく崩してしまいます。

 

この崩れた状態で前歯の永久歯が生えてくると、歯は本来生える位置とは異なる部位に生えてきてしまうわけです。歯は唇と舌の力の中間地点に生えてくるのです。

 

口の筋機能のバランス

 

出っ歯の大きな原因は筋力のアンバランス

上の歯が前に出ていて口が閉じにくい出っ歯」は専門用語で上顎前突と呼びます。出っ歯は見た目もよくありませんが、うまく口を閉じられません。そして、口呼吸になりさらに前歯が出るという悪いスパイラルに陥ります。また、男の子の場合はスポーツをしている時にぶつかって、出ている前歯を折ってしまうリスクも高いと言えます。

 

出っ歯・上顎前突

出っ歯の原因は遺伝的にアゴが小さいという理由もありますが、口や舌の筋肉のアンバランスという生活習慣的な要素の方が強いとも言えます。次のような癖は出っ歯を引き起こします。

 

・上唇の力が弱く口が開いている

・舌で上の前歯を前に押している

・姿勢が悪くいつも口呼吸

・下唇をよく咬む癖がありさらに上の前歯が出る

 

この出っ歯には小学生低学年であれば、柔らかい素材のマウスピース型矯正装置である「プレオルソ」がとても効果を発揮します。これは、岡山の大塚淳先生が考案開発したとても優れた矯正装置です。私も直接指導を受けて2年ほど前から患者さんに使用してもらっております。小児矯正装置には他にも数え切れないほどありますが、第一選択はプレオルソになっております。

 

プレオルソマウスピース

 

ただし、プレオルソはトレーニング装置なので最初は疲れます。お口を閉じる筋力を鍛えたり、舌の位置を補正するからです。ですから、夜間使用が中心ですが、人によっては辛いと感じるお子さんもいらっしゃいます。ただ、上顎前突の原因の根本解決はコレです。全ての上顎前突が適応症というわけではなく、効果にも大小ありますが「やる価値あり」と私は思っています。当院では最近この装置を積極的使用しており、ある程度の方に出っ歯の改善の効果が出ています。

 

プレオルソ・上顎前突・症例

 

⇨プレオルソについて詳しくは